彼の地からお手紙。
・・・と言っても、彼じゃないけど(笑)

今回私が滞在したお宅の姉さまからでした。
また、彼の様子が書いてありました。

思ったより順調に回復しているみたいです。
この1ヶ月の報告を総合すると。
だって、倒れて、手術して、ICUにいた前半に比べて
後半はもうリハビリ始まってたものね。

それぞれの主観が入ったレポが届くので
上手い具合にその情報を統合して判断するんだけど
トータルに見て私が考えていた以上に
状況は良い方向に進んでいるようです。
ひょっとすると、予定より早く退院できるかも。

それにしてもここに来てしみるのは
周りの人たちの温かさ。


姉さまたちがお見舞いに行くたびに私に
逐一彼の様子と、発言を全て報告してくれるのよ。
みんなお仕事も半端でなく忙しい方たちばっかりなのに。

本当に涙が出るほどありがたいです。
彼からの連絡が途絶えたまま何百キロも離れたこの地にいて
ただ一方的にメッセージを送ることしか出来ない
この私のことまで考えてくださっているその心の温かさ。

前半は彼のことが、彼の命が、不自由な彼の身を思って
涙に暮れていたこの私。
最近はみんなの優しさが心に染みて涙が溢れてきます。
私ホントに泣き虫なんだ、あの日からずっと(笑)

彼は少しずつ笑顔を取り戻しているそうです。
直接彼を見て彼の様子や話を知っていて、
かつ私の現地での様子とその後も細やかに
メールでコミュニケートしているお姉さま方が一番、
私たちの相手を思う気持ちの強さとか
彼と私との今後の行方を知っているのかもね。
両方から情報を得ているわけだから。
ま、当事者でないだけにわからないこともあるけれど。

彼の性格を考えて「早くよくなってね」とは
一度も言ったことはないんだけれど、
本当の本当は、早くよくなって私の元に戻ってきて欲しい・・・。
たった一言がこんなにも私に力をくれるなんて、
あなたにはわからないでしょうね?

彼の地から先日のお仕事の報告書がきた。
プラス、みんなの寄せ書きつき!
そしてその寄せ書きには・・・一言彼の肉筆まで。

・・・病院まで書かせに行ったのね、姉さま(笑)

夢にまで見た彼の影。
そこには相変わらずの彼の肉筆とサインが一言。

ずっと連絡がとれなくて不安だった。
姉さまたちが何度彼の様子をメールしてくれても
彼からの声とか、文字とか、直のメールがなくて
いつもいつも彼の姿を探してた。
それが、こんなところで見つかるなんて。

右半身(彼は右利き)が動くから、手紙書かせるから。
って言ってたけど>姉さま
ホントに文字はそのままだった。
しかも一言、「別送にて」だけー。うれしいけど。
でもそういう疑いを招く言動ばかりするから、
私はアナタのいる事務所で微妙な扱いをされるのよぅ。

どうせ疑われるなら、とっととやることやっときゃよかったよ(爆)

・・ってことは、近いうちに別に来るのね。
あなたからの封書なり何なりが。
ほんとに、ほんとに、期待して待ってていい?
うそつかない人だってのは百も承知だもん。
特に私に対しては、全然その気持ちを隠せないのよ、ね(笑)
そこがまたかわいくてたまらないところなんだもの。

私の言葉が彼を勇気付けてくれているかどうかは
全然わからないけれど、
今日確かに、
あなたの言葉は何よりも私を勇気付けた。

こんなにも必要不可欠な存在になっていたなんて。

言葉のちから

2005年3月26日 恋愛
あれから毎日彼に宛ててメッセージを送りつづけてる。

携帯早く持って欲しい・・・マジで。
なぜなら。
携帯やPCのメールってば手紙よりも手軽だもの。
(私はある程度体裁を整えて出すけど)
彼に送ったメッセージは病院のどこぞを経由して
プリントアウトされて届くのね。

活字になるものってなんか手を抜けない・・・とほほ(笑)
やっぱ書くことが好きな自分のサガだね。
それもカードという体裁上字数が決まってるから、
毎日がコラム連載を抱えているような状態。
朝日の天声人語とかああいうの書いてる人って凄い。

ただ自分の仕事とか日記とかじゃ全くつまらない!
と思ってコラム形式で書き綴る毎日なのですが、
ネタ探しが大変(←そういう問題か?)。
だって、読者はたった一人だけど一番大切な人、だもん。

しかし第三者の手を経由するので
あまりプライベートなことは書きたくないし。
毎日読んでへぇ〜!と思ってもらえるようなネタを提供したいし
字数MAXで300字くらいだから、結構難しいんですよ。
もう頭の中振り絞って、自分が今までに
自分の中に一つずつ作ってきた引き出しの中身総動員。

毎日新鮮で楽しいネタを提供するために
書きはじめてから毎日のネタをメモとして残してまして。
これ、彼が社会復帰する頃には一冊のびびあんネタ本になるぞ?
小説連載でもしてやろうか・・・(笑)

ここからはちょっと違う話。
一昨日元婚約者の転勤のニュースを耳にしました。
何年かぶりに見た彼の名前。
それを見ても何の感情も動かない自分がいた。
へえ。
それだけ。

あんなに愛し合ってたつもりだったのにね。
将来死ぬまで一緒にいようって誓い合ったのにね。
やさしいぬくもり(だと思っていた)のなかに
このまま包まれていたいと思ってたのに。
今や見知らぬ他人。と言い切ってしまった自分がいた。
ああ、傷も何もかももう昔のことなんだな。

この日記も元婚約者との事が書いてあったりで
ただ懐かしさだけがよみがえる。
長い長い春だった。
いくつの季節を二人で過ごしたんだろう?

その頃から彼は全然別次元の存在で
婚約者にさえ言えなかった自分の一番コアな悩み事も
普通に抵抗なく話せたし、メールで相談してた。
婚約者にはなかった安心感がそこにはあったんだと思う。
その人生の終わりにはそばで私、家族のように見取ってもいい。
そんな感覚があったよね。確か。

婚約者とは人生を歩んでいこうと強く誓ったのに
例えば街で偶然出会っても挨拶すらしないと思う。
今さら話すことなんてないし。
あっちは多分、私のことを恨んでると思うし・・・。

彼への気持ちは恋の熱さではなくて、愛の深さと温かさ。
恋に恋して長い春を待ったあの頃とは違う。
人として尊敬できるし、常に対等な価値観がそこにある。
私が姫のようにかしづかれたり(笑)
彼が全くその存在を子供のように私に受け入れられてたり(笑)
飛び散った自分のかけらを拾い集める旅の途中。

彼を求めて彷徨っている自分。
いつになったら、また出会えるの?
彼はどうしてるんだろう。

24時間ノンストップコンビニエンスストア状態で
彼のことを考えっぱなしです。
当たり前だけどね。

何しろ昼食時の休憩にした10分程度の昼寝でさえ
夢を見るくらいです(笑)
毎日毎日彼と彼の地の夢を見ています。
普段夢なんて忘れた頃にしか見ない私が。
よっぽど中に渦巻いている感情が多いんだね。

もう体も心もボロボロで過労限界点間近、
ってところまで行ったのよ。一度。
で、彼に会うまでは潰れてはいかん!
と自分を自分でなだめたり、すかしたり、なぐさめたり?
なんとか落ち着いてきましたわ。

毎日彼に宛てて書いているメッセージのおかげもある。
言葉にすると落ち着くんだ。
これってセルフ・カウンセリングの手法でもあるんだけど。>書く

相変わらず彼の半身は感覚のないままですが
傷や他の部分は少しずつ回復しているようです。
いつ、会いにいけるのかな。
いつ、彼が会ってくれるようになるのかな。

今まで彼とやり取りしたものをひとつひとつ
読み返してみたり、見てみたり
出会ってからこの数年の記憶をよみがえらせてみると。

私のほうが逆に彼の愛の中にとっぷり浸ってる。

彼のくれた言葉の一つ一つに、
彼が私に投げたまなざしに、
その手のあたたかさに、
泣きたくなるほど鮮烈な思い出が私のなかにつまっている。
これですでに付き合ってたらもっと記憶が生々しくて
もっと痛い思いをしていたのかもしれないけれど。

まるで最近流行の純愛小説みたいな。

友人に以前「中学生恋愛」って言われたけど
体の関係もなくて、キスさえしたことがなくて
それでもお互いの想いは伝わっている。
数百キロの距離を越え、言葉でつむいできたこの1年間。

性的な関係は何もないのに、
こんなにも強く愛を感じられるなんて
自分自身にも驚いています。
何もないから、逆に強い気持ちだけが
より純粋に昇華されているのかも。

ネット恋愛と違うのは、本人を知っているところかな。
長い時間をプライベートで仲のよい人として過ごし、
仕事の付き合いで始まったのに
仕事の話なんて一度もしたことがない(笑)
そうして魂の場所から惹かれた。
こんなにも大きな存在になるなんて思わなかった。

最初は彼のほのかな好意を感じて正直戸惑い、
古い傷の深さに恋愛へのためらいもあった。
でも、いつのまにか好きになってた。
もう迷わない、って思った矢先。

死んだわけじゃないから彼は絶対私のところに来るけれど
長い道のりをどうやって越えて行ったらいいんだろう。
手探りのまま時間だけが過ぎていく。
そのジレンマもあるはずなんだ。自分には。

越えた先には新しい時間が待っている。
それまではそばに寄り添っていてあげたい。
その先彼が私を選ぶことがなくても。

わずかなる進歩

2005年3月18日 恋愛
彼が一般病棟に移ったという連絡がきました。
お姉さまたちがお見舞いに行ったそうです。

彼と私とのこんな恋の状況は誰も知らないと思いきや
なんとなーくお姉さま(同僚)は気づいてる?
この前も「びびあんちゃんは連れて行けない」
って言われたばかりだし。
どこまで進展してるかはやっぱわかってないけどね。
けれどすでに「Sの女」扱いなんですけど...(苦笑)

NYから友人が戻り、お姉さまからのメールで
彼のことを知ったそうです。
分かち合える人と話せるー、と思い昨夜は長電話。

もう友人に説明する段階になると
何度も同じ話を色んな人にしてるから
自分でもかなり落ち着いたな、って思う。
言葉にすると整理されるからね。

でもさ、一番ひどい段階の姿は見せたくなくて
けれど精神的な支えを欲しがってる。
これって、恋人っていうより「妻」の役目だよね?

どうも彼の地からの頻繁な彼の様子報告メールを読むと
私に色んな役目が求められてる気がする。
ずばっと書いては来ないけど
おそらく一度行ったほうがよさそう。退院する前に。

彼を支えてあげてくれ。

ってのが誰からのメールでも行間に見える・・・。
私なりに頑張って頭で考えて
この先も彼をしっかりサポートしなくちゃ、って思ってるけど
ちょっとさ、私に求めすぎじゃないでしょうか(笑)

まあこういうときのカウンセラーなので
明日はセッションで思いのたけしゃべってきます。
よかった、カウンセリング続けてて。
これがなかったら、私のほうが精神的にまいってる。
友人もそれを心配してたし。>共倒れ

私は彼の姿が見えなくても信頼と愛情に変わりはないけれど
彼は見えない私の姿と心とをきっとどこまでも探している。
不安になる気持ちは痛いほどわかる。
私も胃潰瘍の時は死ぬような思いをしたから。
実際には近くに居ないし、毎日顔を見ることもできない。
だから精神的な支えでありたい。

2年前から少しずつ自分でも気づいていた、
私は彼を支えるために生きている部分がある。
今支えなくて、いつ支えてあげるの。

昨夜はずっと彼の地の夢を見続け、
彼がやっと私の夢に出てきてくれた。
何ら変わらない姿ででてきた彼を見て、
やっぱりいつかふっと私の元に戻ってくるんだな、
って妙な確信を持ったり。

一般病棟に移ってからはお姉さまたちが
入れ替わり立ち代りお見舞いに行っては
私に詳細をメールしてくれるので
大分胃痛も減り、ご飯も食べられるようになってきました。
これでPCか携帯を持ってくれたら
彼から直接言葉が送られてくるのになー。

私にとっても、彼にとっても長い道のりになる。
それを支えきれるかどうかなんてわからない。
けれど、私の分身とも言える人が苦しんでいる姿を見たら
手を差し伸べずにはいられない。
義務でもなんでもない、傷ついた自分を守る防衛本能みたいなもの。

ただ心を寄り添わせているだけで、勇気付けられるなら
ただ毎日私が言葉を送ることで、苦しみが減るのなら
私にできることは全てあなたに捧げよう。
彼のことは毎日頭の中にも心の中にもいっぱい。
ついに胃痛、カムバーック!!(笑)

おい、彼に会う前に自分が潰れますよ・・・。
食べなくちゃって頑張って食べても
消化器が「いやだもーん」って拒否しております(苦笑)
やっぱ、自分が感じている以上にストレスかかってる。
ヤバいね。

彼の地に居る時のことを少しずつまた思い出したり
考えたことはここに吐き出すことにしました。
自分のPCにある日記だと客観性に乏しくなるから
ここであえてさらすことで、冷静に自分を分析します。

彼の地の滞在は全部で予定通り6日。
前半の3日はイベントの本番で
何度も書いていた24時間いっしょ、の日。
後半は彼と予定をつめていたところでした。

後で色々見てわかったこと。

いつも彼の家に居る時には
一人で行くとお姉さま方が一緒に泊まり
絶対彼が二人きりにはしてくれなかったのです。
その頃は彼女もいたし。

今回は同僚のお姉さまの仕事シフトを見たら
後半(7、8、9)の7、8は仕事、9は全員休みの日でした。
彼と私とは7日にどこへ出かけて、夕食は何を食べて
8日はどうしてもはずせない仕事が出来たから
家で待ってて、何時には帰るから、
って決めてた。
で、9日は私が帰る日。

その同僚のお姉さまはそんな予定も全然知らなくて
どんなツメをしてたの?
って聞かれたけど
特に細かく決めたこともなかったし
お姉さまには黙ってた。もちろん他の人にも。

後で考えると・・・
このツメは先月半ばには決めてあったので
これ、彼がわざと他の人には黙ってたんだな。って。
7日も一緒に出かけるつもりだったし、
8日は一人で私が彼の家にいてお留守番してる、って決めてたし。
彼は何時には帰るよってそこまで決めてくれてた。

後半、ふたりだけで居るつもりだったんだ。

後からわかってもうれしくないのかうれしいのか(笑)
なに食べたい?って聞いてくれたり。
今となっては全部水に流れてしまったスケジュールだけど
こうして私と二人の時間を作ろうとしててくれたんだ、
ってわかった時点でまた泣きそうになった・・・。

二人でしか知らないことはいっぱいある。
それを一つ一つメール見たり
彼の地で見たり聞いた事実を知って
その断片が今回みたいにパズルとしてつながっていく。
そして彼の気持ちをまた知る。
彼が目の前に居なくても。

彼への愛情っていうのはこれっぽっちも変わらなくて
ただ暖かく包んであげたい。
傷ついてる、きっと。
傷ついて泣いてる。

彼の気持ちを知ることが出来て、気持ちはさらに強くなって
またやさしい気持ちで心がいっぱいになる。
手にとるように彼の気持ちを知るごとに
ちょっと傷ついたりうれしくて涙したりするんだけど
やっぱり気持ちはさらに温まる一方。

ただ、愛している。

大分落ち着いてきたかな。>自分
自宅に戻って今日もさっそく仕事。
過労で立ったままでも寝られそう・・・。

あちらに居る時にはいつも気がバリッバリに張っていて
少しでも力を抜くと泣いてしまいそうだった。
何しろ彼のホームグラウンドだから。
近くに居るのもわかってたから。

少しでも黙ったら涙がこぼれそうで
いつになくベラベラ喋りっぱなしでしたわ。

9日の夜自宅に戻って家族にお休みを言って
おいおい気兼ねなく泣きました(苦笑)
さっきもまたふっと涙が出てきたから
また気が済むまで泣いてみました。
泣いて心のバランスが取れるなら泣いた方がいい。
それだけ言語にならない気持ちが溢れてきてるってことだから。

彼の地から自宅への移動中もうっすらと夢を見て
今日も少しだけとった仮眠でまた夢を見て。
それも彼の地の土地の言葉で見ましたわ、ええ(笑)
よっぽど気になるんやろうねえ。(←土地の言葉)

普段夢なんて全然見ないのに
こんなに集中的に夢を見るってことは
やっぱり言語にならない気持ちが溢れてるってこと。

来週には彼からの連絡が来るかもしれない。
それまではこんな生活が続くのね。>泣く&夢

みんなは深刻な相談をしていたけれど、
不思議に彼は元のように社会生活に復帰できるような気がして
わたしはひとり明るいのです。

いざとなれば歯を食いしばって石にしがみついてでも
立ち上がる力を持っている人だから。
しんどいって思ったら私に遠慮なく吐いてくれればいい。
わたしもそれをきちんと受け止める準備をしているから。

自分が胃潰瘍で完全に社会からドロップアウトしてた頃
周りの人がくれた言葉がどれだけありがたかったか。
ことばって凄い、よね。

彼の強さも弱さも知っていて
最初からすっぽりと自分の中にハマっている。
新たに受け入れるべきものって、何だろう?
って考えてしまうくらい存在が「鏡」だ・・・。

発言も思考もあまりに酷似しすぎて
最近は気味悪いって思ってたけど「鏡」なら、納得。

彼の地に居る時にはとにかく忙しかったのと
胸がいっぱいでごはんが半分くらいしか食べられなかった。
今日は過労と過重なストレスで胃が一日キリキリ痛くて。
痩せたいなんて思ってたのも束の間、
彼が倒れてから1週間でまたばーっと痩せて
なんと胃潰瘍になる前の体型まで戻ってしまったよ。

病的に痩せてるわけじゃないけどね。
でももうちょっと食べた方がいい気がする。
彼からメールがきたら多分また普通に食べられるようになる。
え?それまではこの食事・・・?

彼に会うまでは私が倒れるわけにいかない。
彼を支えるには私が元気でいなきゃいけない。
気が張って張りまくってますねえ、姉さん。

彼宅に毎年一緒に連れ立っている友人にも
まだ話してくれるなとのお達しで、
かつ彼女は今日からNYに1週間行ってしまい
分かち合える人がいないのが余計に自分を追い詰めてる。

ここまで自分の今がわかってりゃ、大丈夫か(笑)

激動の一週間

2005年3月9日 恋愛
★しげちんさん、ご心配ありがとうございます(以下ヒミツにて)

行ってまいりました、彼の地に。

不思議。
彼の職場に行っても、彼の自宅の前を通っても
いつもいる人も風景も建物も空も水も空気も
何も変わりはないのに、ただ彼だけがいない。

同じ街にいて、距離は1キロも離れてなくて
存在は確かにあるのに、私には一目見ることさえかなわない。

彼の居ない職場で一般のボランティアさんと動きながら
隅々に彼の気配を痛いほど感じるのに、
(プロデューサーなんだから当たり前だ)
ただリアルな彼だけが、いない。

机には愛用のタバコ。

仕事的にも彼の抜けた穴は大きすぎるほどで
私の心の中も半分以上がぱかん!と抜け落ちてた。
他の誰が居ても補えない。

彼の居ない場所で、彼のことは一言も言えなくて
(まだ内密事項なのです)
それでも笑顔で居なければいけなくて
彼の話が出たら平気そうに一緒に話さなきゃいけない。
なんの拷問なのよ。

ふっと気を抜けば涙が溢れてしまう。
大体事情を知っているスタッフやらお姉さまたちだって
私と彼がこんなに仲が良いってことを知らないから。
変な風に落ち込んでたら疑われるし・・・。
彼は多分知られたくないはずだから。

でも微妙に疑われてはいるけれど。
私の居ない間に何を言ってたんだ、ヤツは(苦笑)

彼の片腕としてやってきたお姉さま(電話をくれた人)には
彼が一般病棟に移っても
びびあんちゃんには自分の今の姿を
見せたくないと思うんだ、
だから私の滞在中に彼が一般病棟に移っても
申し訳ないけどお見舞いには連れて行けない、ゴメン。
って言われて。

ドラマみたいでしょ?(笑)

仕事が終わって移動中の空には満天の星。
こんなに近くに居るのに、逢えないなんて。
澄んだ夜空に彼を想って涙をこらえていると。
すーっと一筋の流れ星が・・・。

あっ、願い事が彼になっちゃったよー。
ちょうどSさんー(彼)って思ってたよ。
うーん。
Sさん、ドラマティックだねえ。わたしたち。
って思ったらまた「Sさん」のところで流れ星2つめ。
偶然には凄い偶然があるもんだ。

ただ彼の周りのお姉さま方と
宿泊させていただいたお姉さまとの交流が進み
周りが感じている彼、知っている彼の話を聞いて
また新しい発見をしました。

似ているどころかまるで「双子」みたい。

彼と私って同じカテゴリの人間だって
お姉さま方が笑ってた。
年齢もこんなに離れてて、育った環境も違ってて
住む場所もこんなに離れてて、
でも似てるなとは思ってたけど。
周囲から彼の話を聞いて、手に取るようにその時の彼の
気持ちがわかった自分を通して。
まるで双子、だ・・・。

お姉さまの一人いわく
「びびあんちゃんとSさんはまるで鏡、だね」
そーかー(笑)
異質な人にばかり惹かれてたから気づかなかった、
だからこんなに惹かれあうんだ。
コアな部分が同じなんだもん。

この話は多分彼女らが一般病棟で
ペラペラとしゃべってくれると思うので、
彼にも伝わるよね。
それに、私も忙しい時間を縫って縫いまくって
彼に一生懸命手紙を書いた。
その手紙も読んでくれるといいな。
手紙には私の香り、お気に入りの香水を吹いて。

あとは一般病棟に移った彼からの
メールを待つだけ。

私はただ祈るだけ・・・。
あと、ショックはわかるがちゃんとごはん食べようね>自分

お願い、神様。

2005年3月3日 恋愛
彼を助けて。

私の持てる時間がいくら短くなってもいい、
彼を助けて。

それは昨日の深夜のこと。
彼の同僚のお姉さまから突然の電話がありました。

「入院したの。びびあんちゃん宿変更になったから」

彼が倒れたそうです。
今はICUにいて、経過観察中なんだそうです。
状況は物凄く悪くはなく意識もあって話もできる。そうです。
良ければ3日くらいで一般病棟に移れるらしい。
ただ、脳の病気なので行ってみないとわからない・・・。

彼と私とのこんな雰囲気は誰も知らないから
平気を装って電話で明日の到着後の打ち合わせをして
電話を切ったら。
体がぶるぶる震えてました。
寒くて寒くて、暖房の前で座り込んで震えてました。

ショックなんてものじゃない。
ちょっとうつった鏡には顔面蒼白の自分が居た。
しばらくぽたぽた涙を流していた、らしい。

誰かにきいて欲しくても、これは内密にって言われたから
彼のことを知らない友人に電話して
落ち着くまで付き合ってもらった深夜1時。
ごめんね、ありがとうね、感謝しても足りないよ。>お友達

こんな時なのに今日は昼夜掛け持ち仕事で
こんな時なのに笑顔で居なければいけない。
頭半分はからっぽ。何も考えないでカラ笑顔。

休憩とか電車の中とか一人になってしまうと
不安で自分が押しつぶされそう。
泣いたってわめいたって戦いを続けているのは彼なのに。

心の半分は消し炭のように触ったらもろく崩れて行きそうで
心の半分はまだ炎が壁を焼き尽くしている。
痛くて声も出ない、痛すぎて涙も出ない。

彼に会うまでは潰れるわけにはいかない。
自分で自分を押し潰してどうなる?
一番しんどいのは彼なんだよ。

彼が一番しんどい時に私が彼の地に居るというのは
やっぱり偶然なのかしら?
一昨年の秋からずっとそうなんだ。

ここにも以前書いたことがあるけれど
彼が人生において「しんどい時間」を抱えてしまった時
いつも私が見計らったかのようにメールとか
連絡をしていたってこと。
今回も私が行く2日前のことなんだよね。

運命ってあるんだなって思った。

わたし、彼を支える存在なんだな。きっと。
自分だって磨り減って疲れきってるけど
彼を受け入れる場所は別にちゃんと存在してる。

明日、行くからね。
私の持てる全ての力を持っていくから。
私は大丈夫、パワーが減ってもまた蓄えればいい。

私は大丈夫・・・。
今週末、だよね・・・。
あと2日しかないよ。

今日スケジュールが完全に確定で出ましてね、
本当に24時間一緒な模様(笑)
やってる仕事は違うけど、シフトは全く一緒なので
文字通り24時間同じ場所にいるってこと。

ただ終了後中1日彼はお仕事なので
私は彼の家でぽーっとしてます・・・。
本当は仕事なら近くの他の温泉地に行って
ひとりでゆっくり一泊しようかな、
なんて考えてたんだけど
どうもそれは無理そうな気配がメールから漂ってきたので
お言葉に甘えてそのまま彼の家にいることにしました。

一日ヒマだから、仕事でもすっか(笑)
それとも読書もいいかな。
こんな風に一日まるまるお休みなんて久しぶりだから。

もう直前になると出たとこ勝負!な気分で
ピアノでステージに上がるときだってこんなに緊張しないぜ、
って感じもまだ残ってはいるんだけど
会う前からそんなにボルテージ全開だと
会った時におかしくなったらアレなので(笑)
出たとこ勝負の開き直りでとにかく仕事に向かいます。

ここのところ朝7時に家を出て
夕ご飯食べにだけ戻ってまた違う仕事に行って
トータルで15時間くらい仕事してる日ばっかりで
ステージ衣装もパカパカになるほど痩せてしまい、
シェイプアップの必要がなかったことだけが救いかも(笑)
ただお顔だけは疲れが出てるわね、さすがに。

うん。今回6日も彼宅に居るのよね。
何かあったりするのかな?
彼が私を呼んでいる。

この前の日記を書いたときにはすでにメール済みで
それはちなみに仕事のことね。
それから返事が返ってきて、また返事書いたら
それにさらに返事が返ってきた(笑)

意味深な台詞が増えてますが?

あと、やっぱり考えてることが同じ。
気味悪いくらいにね。
私は何も考えてないのに、なんでいつもかぶるんだろう?
不思議。

今日なんてメールの催促がきた・・・。

カウントダウン

2005年2月14日 恋愛
少しずつ緊張してきた。
あと、2週間ちょっとだもん。

やっと彼に会えるんだ。

色々こまごまと連絡が来ていて
何気なくそのペーパーを見ていたら。
またある事実を再認識してしまって・・・。

24時間、一緒にいるんだよね。

うわー!!
どうするんだ自分(笑)
昼間もひとところにいて、それから開放されたら
彼のおうちに帰って寝てまたの繰り返し。
つまり、ずっと一緒なのよ。
彼宅に行くには彼と二人で移動なんだよね。やっぱり。きっと。
夜に好きな人と二人きりで車で移動って
めちゃめちゃ考えただけで緊張するんですけど・・・。

車って密室(それも狭い)だから
大好きな人のとなりなんて卒倒しそう、
っていつも思う。誰と付き合ってても。
それが夜ですよ(笑)ええ。ええ。

相変わらず仕事でうるさい人が一匹いるんですが
もはや何も聴こえないし何も見えてない(爆)
そんな人なんかに構ってるヒマはない。

仕事をこなしている自分の中で
もう一人のプライベートな自分がフワフワと浮いていて
それがまたシャボン玉の中で浮いているかのように
さらに浮ついております。
バカじゃないのって自分でツッコミたくなるくらい。

仕事はミスもなくちゃんとやってますよ。
むしろ根本の部分が浮ついてるので
まるで音楽を奏でるようにご機嫌で仕事が進んでいきます。
ひとりでウキウキしてますわ♪
(実際音楽を奏でてるわけですが)

今日はバレンタインなんだけど、遠い上に
甘いものが嫌いな彼には縁のないイベントだわ・・・。
でも、メール書いてみようかな?
連絡しなきゃいけない事項もあることだし。
(↑結局いつも用事にかこつけてのメールだったりする)

彼と一緒にいること。どうなるんだろう。
多分ね。

やきもちをこんなに焼くってことは
相手のことが大好きで仕方ないってのもあるよ。
でも、相手の気持ちをも信頼しきれてない部分も
心のどこかにあるんじゃないかな。

ってやっと気づいた。

夏から今まで彼が私に言った言葉、書いた言葉
見せた言動のひとつひとつを
よく思い出してみれば、そんなこと簡単なのに。
彼が前に言ったとおり私は本当に大切にされていて
周囲の人とはまた一格、別の扱いをされているんだよね。
冷静に考えても。
彼の口からそういう言葉ももらってるわけだし。

やきもちを焼いてきー!!ってなるということは
その気持ちを信じきれてないんだってこと。
なんだかいけない気持ちになってきた・・・。

よくないな。
人を信じられないなんて。
それも心から大好きな人を信じられないなんて。

信じていたらたとえ相手が他の誰かに何を言おうとも
何をしようとも
こんなにぐらぐらと心がゆれることはないんだろうか?
なんとなくわかっていても
言葉で気持ちを伝え合ったわけじゃないから
その微妙な不安定さが心をゆさぶるんだろうか?

突然真っ暗闇の中に放り出されたような
漠然とした不安感に包まれている今。
あともう少しで会えるのに。

仕事でのストレスが多いせいで
勝手にカリカリしてるってのもあるんだよね。
自分でもわかってる。
それをやきもちにすりかえちゃいけない。
それも頭では、わかってる。

ストレスは、お肌によくないのに・・・(笑)

もうSK−2の化粧水バンバン投入してるし
戦闘モード全開なんだよなー。
これからまたお金を投じてお洋服を・・・。
いくら使うんだ、わたし。

もういっそ用事が終わったら彼に何も言わず
とっとと帰ってきてしまいたくなる衝動。
決めたからには行けよ。
それだけは心に言い聞かせてるけど。

辛すぎて、辛い。
心痛むほどに好きになりすぎだ。
ちょっと前から期間限定のバイトを頼まれてやっていて
そこには去年初めてその仕事をした私を
徹底的にいじめ抜こうとしたババアがおりましてね。

独身子なし40歳、今風にいえばスーパー負け犬。
この期間(2.5ヶ月)以外は無職だし。
スゴイよね。
無職で食っていける財産家じゃなくて、
老母の年金で食ってるらしいし(田舎はそういう話が早い)
パラサイトもここまで来るとご立派ね(嫌味)。

とにかく私の容姿立ち居振舞い笑顔に敬語
東京から帰って間もないのも大卒なのも全部
わたしという人間そのものが気に入らなかったらしいです。
みんながいる時は何も言わなくて、
わざわざ私の後をついて回っていちいち嫌味と注意
失敗しなくても文句たらたら。
私がブチキレるまでに1週間かかりませんでした(笑)

ところがそこは田舎、人間関係の広さがものを言う。
責任者や雇う側の人間は私を生まれた時から知っている人で
おまけにそのババ様は私と遠縁にあたるんだそうで
親戚をいじめるとは何事だとウチの祖母、激怒。
CIAもジェームス・ボンドも真っ青な情報網を駆使し
徹底的にやってもらいました。>報復
私も他のバイトさんに相談にかこつけて行いを言いつけた挙句
仕事の伝達以外完全無視。

相手が悪かったわね。
あたし、生まれてこの方大学進学で上京するまで
この土地では品行方正・学業優秀で有名でしたから。
田舎はそういう経歴も大切なのです。
大学の名前も誰が聞いても知ってるトコだし。

現在も仕事のこと以外口をきいてません。
蓋を開けてみれば全然仕事できないし。
大威張りで仕事すればみんなの邪魔しかしないんだもの。

私が嫌いなら避ければいいのにさ、
わざわざ私と同じ日に出勤してくるんだよね。
わざわざ私に近づいてくるしさ。
気持ち悪い。
一度言葉で傷ついた人間の心の傷がわかりますか?

他の人によく聞いてみたら
毎年ターゲット絞っていじめやってるんだってさ。
私の前の人は軽いノイローゼになったんだって。
本当にお気の毒です。
本人が悪いのじゃないのに。>本人知ってます。

でもね。

よく考えると、ババ様ってかわいそうな人。
相手が自分の言葉によってが傷つくか傷つかないか、
40歳にもなって他人を思いやる心も養えなかったなんて。
ウワサでは結婚してすぐバツ一になったみたいだけど
人を想うことも知らぬまま
ただこのままに年をとっていくなんて。
かわいそう。

ひとりのひとがいて、
その人と向き合って言葉や言葉以外のモノで
心を通わせて、温めあって、時には傷つくこともあって
大切な人を想う。想い合う。
そんなことも知らぬままに人生が終わるなんて。

これまでにきちんと恋をしたり結婚生活をしたり
親以外に本当に護るべき大切な人がもしいたならば
人を思いやることはできる、と思うの。
人の気持ちを考える、ってこと。

私は今までの恋愛や友人恩師との関係から
大切な人を大切にすること
自分を大切にすること
コミュニケーションの一番根本はちゃんと学んだ。
それまでにいっぱい失敗して傷ついてきたけど。

自分の感情しか先に出せなくて
気に入らないものは徹底的に排除するしかなくて
しかも外見で好き嫌いが決まっていて
周りには母親しかいなくて(父親は死んでる)
人をそこまで貶めることしか出来ない、そんな人生空しすぎる。

そんなことにも気づかない程度の頭と教養と感性しか
持ち合わせていないことにも深く深く同情します。
本当にかわいそう。

あなたが百万回私に文句を言おうが呪おうが
私の最終学歴は変わらないし、
私の年齢だって若いままだし、
私の人生は何一つ変わらないのにね。
どうしてこんな単純なことがわからないの?

本当に他者と自己との線引きができないのね。

仕事中も休憩中もスキをついて彼が私に入り込んでくる。
今までにあったこととか
今までにかわしたメールの数々とか
甘い記憶が体をかけめぐると
ふっとした瞬間に目から気持ちが溢れてしまう。
だってあと1ヶ月だもん。

こんなウキウキするような生活もなくて、
好きな人のために肌や体を磨いたりすることもなくて、
ただ単調な生活が続くなんて。
恋を思い出してしまった今ではとても耐えられない。

彼への想いが心に積もりすぎて
心がぎゅうぎゅう痛むことはあっても
あの人の心無い言葉に傷ついて痛むことはない。
心無い人が言う言葉は常に心が「無い」言葉なので
いつもちゃんと温かい彼の「心がこもりすぎてる言葉」で
胸が一杯な今はちっともひっかかって来ないのさ。

護りたい人がいる今は、こんなことでは傷つかない。
私が深く傷ついたら護れないから。
大切な人を護るために強くしなやかでありたい。

もうすでに何も目に入らない状態に
突入しつつある私には何を言っても無駄・・・(笑)
これを「恋は盲目」って言うんだよね。きっと。
馬に蹴られても目が醒めないかもな。
同じようなことを考えてるのよね。いつも。
ホント距離とか時間とか全然関係ないと思ってしまう
原因はここにあるんだと思うな。

彼が書いた物を読むと、自分が感じたことが
違う人の言葉でかかれていることに驚く。
それも一度や二度じゃない。

変な部分が電波的にシンクロしてんじゃないか?
と思うこともしばし。

こうして能書きをたれに来たってことは
またやきもち風味なんです(笑)私。
百万回自分に言い聞かせてもちっとも聞いてくれないんで。

あの眼差しの真剣さを忘れたの。

そう言い聞かせてんですけどね。
今日なんて夢に主役として登場してくださいましたよ。
起きてからも5分くらいはたっぷりフワフワしてました(笑)

それはそうとあと1ヶ月半、
段々テンションが順調に上がっているようです。
私はもう来月殺人的スケジュールなので
もう死んだふりでもしたいくらいなんだけど・・・
それをこえたら、会える。
そう思って乗り越えるしかなかろう。

私は書くことが大好きで、サイトも文字ばっかりで
でも今までにその表現したことが
付き合ってた彼氏に理解されたことはなかった。
いくら簡単な言葉を使っても
いくら一生懸命直接説明しても
絶対わかんないんだよ。
一生懸命わかろうとしてくれてたけど。
でも、わかったと言った内容を聞くと全然違ってるの。

けれど、こんな人もいたんだ。
ただ相性がいい人だとばっかり思ってた。
そんな人ともっと深くつきあうようになったら
一体どれだけ溶け込んでいくんだろう。お互いに。

私の言葉の端々まできちんと吸収してくれて
いつまでもそれを覚えていてくれて
私も私の愛する人にそうありたいと思う姿をすでに持っている。

だって、「彼女、いいなあ」ってずっと思ってたもん(笑)
前彼女とまだつきあってるとき。
本当に大切にされている気がしたの。その人が。
私?私なんてぞんざいに扱われておりましたわよ。
それが今度は私ですか!?
って思いっきり戸惑ってた。この前の夏は。

今度はきっとまた違う何かがあるんだろう。
そう思うと少しずつ緊張してくるのだけれど
あちらもそうなのかな・・・?
彼宅で二人きりになってしまったら、どうしよう。

たった一言だけど言ってあげたいのは
「大丈夫?」って。
この前会ってから本当に色々大変なことがあったから。
目を見て、こう言ってあげたい。
大丈夫じゃないことはわかってる。そう言ってたから。
でも、こう言ってあげたい。
心の底からそう思っています。
やっぱり40代の男性に恋していた友人、玉砕。
やけっぱちカラオケに付き合ってきました。

友人はいつも彼宅に一緒に行っている友人で
私たちの間柄についてもよく知っています。
友人の片思い相手も私会ったことあるし。

てか自分らで言うのもなんだが、ファザコン仲間ー(笑)
こればっかりは治せないから。

で、飲んで食べてまた飲んでカラオケ行って
その途中で話しながら気づいたこと。

私と彼って会った回数で言うと両手に足して数回、
ぐらいしか直接顔合わせてない。


酔っ払った彼女のお言葉。
「お前らってばそんだけしか会ってねーのに
 いつの間にそんな展開になってんだよー!!
 回数で言えば私と某さん(←ホントは名前ね)の方が
 いっぱい顔合わせてんのに・・・」

確かにそうだなー(苦笑)
初めて会ってから数年だけど
一年に1〜2度しか会って話さないもんな。
それも彼女含め他の人が周りにいっぱいいるし。

さかのぼると去年は夏、一昨年は秋
その前は夏に2回、その前は夏と春と
年明け(←このときは前彼女に会いに途中から逃げよった)
その前・・・(←真剣に数えてみた)
あ、やっぱ10回にプラスアルファで数回だ(笑)

いつも会ってもそんなに話なんてしないよー。
ちゃんと2人で話したのは1度だけ。
山の温泉で酒をガンガン飲まされながらの(爆)小1時間。
それだって酔っ払ってるからねえ。

冷静に考えて、どうしてお互い好きで付き合おう、
と思うまでになったんだろう?
たとえはちょっと違うけど、お見合いみたいなもんだぜ。

前にも何度か書いているけれど、
初めて会った夏が終わって、ちょっと経って
彼に「たまにはメールくらい送って来い」って突付かれたのね。
で、メール書いてみて。
月に1度書くか書かないかくらいだったけれど
長文書くなとかメールマナーとかそんなの全然関係なくて
レポートばりの長いメールを書いてた。お互い。

で、その年に真剣に悩んだことがあって
つきあってた彼と親以外の「経験を積んだ大人」で
相談できる人って誰だろう。
って思ったら、彼が思い浮かんだ。
忙しいのに悪いなとは思ったけど、そのときは思いっきり
自分の気持ちメールでぶつけて半泣き。
その時のメールは大学のメーラーで受信したから
残念ながらもう読むことはできないんだけど
とても温かくて長くて優しくて、
でも甘やかすような内容は一切なくて
私の将来はどうあろうと自分の信じた道を進むべきだ、
ってストレートに書いてあった。
そして、私のdecisionがどうあろうと
俺含めここでできた人間関係は、変わらないから。
って。
ここが1度目のターニングポイント。

2度目はその小一時間の杯酌み交わし。
彼の趣味の話で、一度もその趣味をしたことがない私が
その趣味に関しての話題で彼と同じことを感じてた。
当たり前だけどびっくりしたらしい。

というわけで、気づいたら仲良しさんになっていた。
メールは文通か交換日記みたいなもんか。
それさえ前彼女と付き合い始めてからは
シーズンに1度くらいに減ってたからなあ。

気づいたら好きになってた。

お互いをパートナーとして想い始めたのは
多分昨年だろうな。
一昨年の秋はそれどころじゃなかったものね。彼は。

元々私もぶっちゃけ本音180%だし
わずかでも2人になると彼ったらグチの大君だもん(笑)
今のところ何ら、変わりないんだよね。
これで性的なことが絡んできても
おそらく2人の間に変わりはないんだと思う。
最初から本音なのに、これ以上何を変えろっていうのさ?

これは友人にも言った事なんだけど、
「結婚と家庭」に関する価値観だけが合致していれば
とりあえず致命的な決裂は避けられる。と思う。
ある程度の経験と年齢を重ねた大人同士ならば。

結婚も子供もノーサンキューな価値観。
それがぴったり合っているから
私は彼と付き合っていけるって思った。

毎日会って毎日そばにいてなんていう性格じゃないし
むしろ肝心な時に適切な助言をくれたり
互いに精神的な面で支えあえる人が欲しい。
と、一度結婚の前段階でつまずいた私が思うこと。

で、ちょっと前のセッションで言われた
「Sensation」と言って頭で考えることよりも
感性が大きなウエイトを占める人というのがいるらしい。
それは私なんだけど(笑)
よく考えると彼もこれだ。

感性が勝るということは、言葉にならない体験を
普段から人よりたくさんしているということで
このレベルで色んなことをやり取りしているんだと思う。
行間に書いてあることを読むとか。
書かれた言葉から相手の表情を読むとか。
目で大体言いたいことがわかるとか。

これで相手が同じ感性の勝る人でなければ
とっくに終わってる。片思いは。
とにかく一緒にいる時間が長くないといけない、
っていう逆のタイプもまた存在するわけだから。

同じタイプの人間だから、
両手プラスアルファしか会ってなくても
惹かれあうものがあるわけで
それは理屈には到底出来ないものだと思うし
言葉にするには私には経験が少なすぎる。

これを書いたら読んでる人は驚くだろうが
私、彼の年齢をちゃんと知らない。血液型も。
誕生日だけは知ってるけど。
彼だって私の正確な年齢、知らんぞ。誕生日もおそらく。
大体そんなことは「無問題」なのだー。
だって結婚するわけでも家族作るわけでもないもん。

こんなんでつきあおうとしてるからね(笑)
いかに「sensation」な人間たちか、おわかりでしょう。
はい、年が明けました。
年が明けるともうすぐ彼宅再訪問ですぞ。

あと1、2ヶ月しかないのでね。
そろそろ体重調整と筋トレを再開しようかと。
昨年はパワーヨガが楽しくてたまらなかったので
それで体を引き締めてもいいかなって思ってます。

ここで今まで勉強した知識と経験から。
ちょっとでも体型引き締めて好きな人と向かい合いたい、
と思ってる人。
体型に顕著な変化が出るまでには
本当に一生懸命ウェイトやって2週間はかかります。
私は必死こいて2週間、ってところなので
(筋肉質で割とすぐ体に出る方です。)
1ヶ月は余裕見て筋トレしたほうがいいですよ♪

胃潰瘍が治ってから激太りして医者に怒られ(笑)
医学的に減量を求められてから
一生懸命自分なりに勉強しましてね。
食べ物、サプリ、運動、生活習慣、トータルに頑張っても
結果が目に見えてくるまでには少なくとも1ヶ月が必要。
と自分の体を使って証明しました。

今月からまた新しい仕事も入ってきているので
食事を1食プロテイン中心のミールリプレイスメント(代替食)
に変えます。
水分2リットルはそのまま継続、
あとパワーヨガかストレッチ30分を毎日。

↑これを「再開」するって意味で・・・>上に書いたもの

さらに昨年末から始めた「頭蓋骨矯正ストレッチ」も
毎日今のところ続いているので
ま、今後はこれもプラスして。

仕事で忙しくて家に帰るのも遅いよ、なんてときは
ストレッチをパワーヨガに変えて10分くらいで切り上げるので
毎日の継続はあまり苦しくない。
水は飲みたくなくても
もう体が水分を求める体質になっているので
2リットル以上飲んでることもあるかな。
食事こそ忙しい時はミールリプレイスメント。
シェーカーで振って飲むだけで栄養バッチリ。

あと睡眠にさえ気をつけていれば
おのずと代謝もあがり、肌もぴっかぴかになり、
ホルモンサイクルもノートラブルで健康な生活だもんね。

何しろ夏以来だから、さらに磨きをかけねばっっ!(笑)

・・・・というわけで、ファンデーションも新調
ついにSK−2の化粧水も買ってしまった(大汗)
口紅もグロスも仕事にかこつけて新調(バカだな、わたし)
これから服と靴も買います。
おおい、いくらつぎ込む気だよ・・・

でもっ、普段むだづかいしないでお金貯めて
こういうときにこそ使うんだろ!?
と自分で自分に言い聞かせてたりして・・・(苦笑)

だってね。
夏に行ったとき彼ってばさ(笑)
私のことをじろじろじろじろ気づけば見てばっかりで
おまけに家にいる時はいつも隣に座ってて
気になるんだよね。
だからその視線に負けないように、体は引き締める!
肌はぴかぴかに磨き上げる!

結構負けず嫌いな私なのでした。
お互いのクリスマススケジュール報告しあってどうするよ・・・(笑)

どうせ会えないことなんて最初から百も承知。
お互いに仕事なんだもんねー。
わかっちゃいるけど。
なんとなく書いちゃうよな。なんでだろうな。

こんなチラシの裏に書いとけ、のつぶやきを
こうしてネット資源を無駄にしてまで書き込んでる。
でも、もう少しだから。
もう少し自分の頭の中が整理されて、
もう少しお互いに明確な言葉で踏み込めてきたら。
チラシの裏書きはしばらくやめます(笑)

今回のメールではなんとなく
今度の彼宅行きでは何かがあるんじゃなかろうか
そんな静かな覚悟というか、
自分の意志でよし、先に進もう、と思ったとか
もう今後に対して無問題、と彼の考えの片鱗を知って
色んな考え事がいっぺんにクリアになったとか
とにかく自分の中では迷いが消えました。

今までに恋抜きで知っていた時間がある程度あるので
やっぱり迷いはあったわけですよ。大いに。
それまでの断片的な情報から感じ取っていたこと
私が知りたいけれど踏み込めなかったこと
そんな疑問や私を迷わせ考え込ませていた原因を
たった一通のメールでクリアにしてしまった。

あ、一緒にいたいな。
単純に頭で考えるより先に心が感じた。

物理的に一緒に住んで毎日顔合わせて、
とかじゃないしそんなのはどうでもいいことで
気持ちが通じている関係が欲しい。

彼のメールを直に転載できたら
きっとこの日記の言いたいことがもっと伝わる。
んだろうけど・・・
あまりにもったいなくて、公表できません(笑)
もとい、
あまりに長文で、公表できません?だったりして。

さっき「八月のクリスマス」を見て
なんだか自分たちを見ているようだったなぁ・・・
アジシ(=ハングルで「おじさん」)、って呼んで
はたから見ると普通の知り合いっぽいけど
二人の間では少しずつ何かが変わっていって
それは「好き」の関係だったなんて。

彼の笑顔ばっかりを思い出してしまったよ。

ここに書いていることしか読まないと
彼はいつも優しい笑顔の雰囲気柔らかな男性に
見える、けれどね・・・
実際は真逆だなあ(ごめん・・・笑)。
仕事中に口から出る言葉は的確かつ簡潔、
もちろん仕事は超バリバリ、
自分にはとことんストイック。
他人にも厳しいけど、それ以上に自分に厳しい。

実は細やかに目がきいて、サポートも充実(←変な説明)
ふにゃあっと抜けてるところもあって
かわいいなあ、と思うんだけどな。
本当は傷つきやすいガラスみたいな細い神経だし
本当は淋しがりで人の温かさが
何よりも欲しい人なんじゃないかな。

二人で話している時はいつも笑顔でご機嫌だから。
ちょっとはにかんだ笑顔とか。
思わずこぼれた笑みとか。
(私の一挙手一投足が面白くてたまらんらしい)
料理以外にも「柔らかさ」を一番に感じるんだよね。

私も彼も思ったことがそのままストレートに
感情が動くのと同時に怒涛のように口をついて
言葉が出るというタイプじゃなくて
逆に話すことで感情の不自由さを感じてしまう。
その代わりに何か言葉にならない手段とか
こうして文章を書くということには
どちらかというと人より秀でているところが同じ。

だからメールだと普段より深いことが
何の気なしにやりとりできていたわけで・・・・。
今回だってそういう個性がとても役に立ってるよね。

ただ次に実際に会ったとき
どこまでその「不自由さ」を乗り越えられるのかな、
って思ったりして。
いっそ筆談でもしてやるか(笑)

ていうか、そろそろ二人だけでいる時間作ろう。
でないと二人とも周囲に振り回されてしまうだろうな。
プライベートでは彼も私も口が重いもので・・・・(苦笑)

文字と気持ち。

2004年12月22日 恋愛
彼は気分で文字数がかわる、とってもわかりやすい人。

私もまあ気分がのってるとたくさん書く人だけど
元々たくさん書きすぎちゃう人間なので
あとで添削するんだわ(笑)
というわけで、今日のお返事も簡潔かつ明瞭。
メールは切手を貼らないお手紙、というポリシーです。
きれいな日本語をいつも話せて書ける人でありたいから。

きちんとしつけられてかつ学んだ日本語を話していると
心もきれいでいられることもある。
口汚い言葉ばかり使う人って、顔とか口元にでるよね。

彼はご機嫌の度合いに比例して単語の数が増え
文章が長文化するという非常にわかりやすい人・・・(笑)
句読点が段々、増えてく。
最近ようやっとメールでご機嫌度合いがわかるようになったぞ。

そして相変わらず何から書いていいんだか
迷ってばかりいる私はくだらないことばっかり。
でも、私の普段考えてることとか
毎日何をしているかとか、細かいことは
メインサイトにブログ書いてるから。
そっちを読んでくれればかなりの部分理解できる、はず。
サイトURLも知ってるもんね。

対して彼はメールからしか情報を得られないんだから
いっつもご機嫌でおしゃべりなメールであって欲しい・・・。
今回は結構深い部分までぽろぽろしゃべってたから
とっても「今」の気持ちが伝わってきました。

やっぱり、この冬は温泉連れて行かれるらしいわよ、奥様!
↑メールにさりげなく書いてあった+行間読み
私は一体何日彼の家に滞在すればいいんだ(笑)

で、今回のメールでわかったのは。
彼が私を気にかけるようになったのがわかる。気がした。

自分がどうしようもなくどん底で落ち込んでて
誰もいなくて助けも求められなくて、八方塞がりなときに
自分のことをありのままに見ていてくれる
自分のことを気にしてくれている
そんなメールが来たり贈り物が来たら、惹かれるよね。
それも1通くらいなら偶然で片付けてしまうだろうけど
何度も何度もタイミングよくまるで見ていたかのように
その偶然が積み重ねられていけば
自然と偶然ではない何かを感じてしまう。

私も今回のメールでそれを感じました。
こればっかりは偶然なんだけど、何かあるのかも。
虫の知らせというか、なんと言うか。
そうしてずるずると(笑)深みにはまっていく・・・・のでした。
落ち着け自分。

こんな深夜に突然メールが来るんだもん。
しかもこの冬一番の凹み具合で全然眠気もなくて
ぼーっと波乗りしてた時だったから。

驚きで心臓が飛び出しそう、だった。

いつも彼がしんどい時に決まってタイミングよく
メールしてるけど今回は逆パターン。
あなたは私ですか?(笑)>彼

この前メールしてから返事がなかったので、もう知らね、
って放置してたんだけどさ。
私がママンのお友達に今年も地元の名産品を
お願いしておいたのさ♪
超とびきり美味しい食材、築地にも卸さないような
「イイところ」を送ってね、っておじ様に頼んでおいたの。
それが無事に到着したそうで。

いつになく「おしゃべり」な彼でしたー。
ロングメール大好きな私の2倍くらい書いてあったぞ。
よかったあ。一瞬でも喜んでくれて。
だって、本当はまだ心沈んだままなんだもの。

いつだって本音だけど、今回はまたおしゃべりね。
電話もする暇がないからこんなメールはとてもうれしいよ。
また彼のことをひとつ知ることができた。

続きはまた落ち着いてから。

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