この世界に

2005年9月22日 恋愛
彼のお誕生日です。
何が悲しくて仕事なの・・・(涙)

自由業なんだから、こういうときこそ前もって休み!
って思ってたのに
それどころじゃなく仕事がいっぱい入ってて
お誕生日のうちに彼に直接おめでとうを言うこともできない。
なんとかこの日の内に仕事無理やりぶった切って(笑)
電話でもすっかな・・・

プレゼントというかちょっとしたモノを
先週のうちに送ったんだけどね。

こういうときだからこそ一緒にいてあげたかった。

去年の今頃はほんのり照れも入った好きなひと
それからの一年、私にとっても激動
彼にとっても激動
二人にとっても本当にいろんなことがあった。
あのことがなかったら、私たちはこんな関係になってたんだろうか。

この気持ちは今現在この状況だから生まれてくるもので、
あの時違う状況になっていたら
全然別の気持ちが生まれてくるに違いない。

それでもただ、思うことは毎年同じ。
あなたが生まれてきてくれたことが、ただうれしいのです。

諦めと切なさと

2005年9月12日 恋愛
大丈夫なのかな。

凄く凄く心配なんですよ。
あちらにいたときも心配で帰れなくて
結局仕事始まるギリギリまでいたんだもの。

今月から間引いて仕事復帰で
来月からは完全に復帰予定なんだそうだけど
体はもとより、心はついていくのかしら。
それが一番心配。

周りの人に温かく迎えられていて、またとても愛されているのは
彼の地にいるときによく伝わってきた。
私が予定があって参加した場所が、
彼にとって倒れて以来初めて公式の場だったの。
それは私と彼が初めて出会った場所でもあり。

表にいるときには七人の敵、っていうように
気を張ってみんなと挨拶を交わして
前と変わらないように振舞っているように見えたけど
メンタル面ではまだそれを毎日できるような状態にないのよ?
今回は2日間だからできたのに・・・
それでさえ、後でとても疲れていたし・・・

けれど「仕事」の領域の話は私が立ち入ってはいけない場所。
私だって、彼には仕事の領域に立ち入られたくない。
お互いの仕事を理解できる「似て非なる場所」にいるからこそ。

彼の決断を最大限尊重すべきだし、
彼のすることは黙って見守ってあげるのが私の役目。

ただ、助けが欲しいとか帰る場所が欲しいとか
転びそうな時に手を差し伸べてあげるのが、私の役目。
行ってまいりました、彼の地に。

押さえられない感情とか
胸が苦しいほどの想いとか
切なさとか
そういう気持ちがいっぱいでまだまとまらない。

・・って、寝てばっかりだったけど(笑)

わくわく♪

2005年8月23日 恋愛
いよいよ今週末は彼の地に発ちます。

ギリギリのスケジュールの中、今週土曜から
来週の水曜までなんとか空けられた・・・・
そのかわり今週は寝ても醒めても仕事仕事仕事(笑)
タダでさえ先月のツケが回ってるのにねえ。

というわけで。
週末はいつものボランティアでカンヅメ
とは言っても元々彼の仕事場でもある場所だから
絶対いる(に10000ドン)、だろうな。
仕事復帰はまだまだ先で今現在休業中なんだけど
ちらちら顔見せに仕事場に行ってるらしい。
自宅から近いから、リハビリを兼ねてじゃないかな。

で、おそらく私がそこにいるってわかってて
大人しく自宅でお留守番してるわけがないのだー(笑)

そのお仕事が終わったら、
残りの3日は一緒にいられるのね。今度こそ(苦笑)
・・・2月にもこの台詞を吐いたねー(汗)
何回今度こそ、を言えばいいんでしょうか?

ちょっぴり緊張もあるけど
それよりわくわくする気持ちの方が大きい。
一緒にいて、たくさんのつもり積もって
年単位で積もりすぎた話がやっとできるのが楽しみ。

いつも彼の家も、彼の横にいることも
なぜだか理由のわからない安心感があった。
その心穏やかになれる雰囲気は
この前病院であったときも何も変わってなくて。
お互い速攻で眠くなるからね(安心しすぎ)

超人見知りでなかなか打ち解けない私が
なんでこんなにまったりできるのかな?っていつも不思議。
(今だに彼の地でも馴染めない人、いるし)
でも、そういうのも含めて相性がいいんだと思うな。
連絡してないな、ってここに書いてから一応
嫌いだってわかってるけど携帯でメールしてみたら
思いっきり無視されてましてね。

もう知らない。この恩知らず。

とまで(単に暑いからってのもあるかも)思ったのに
いつもそれは突然にやってくる。

今月末彼にまた会えるのね。そのことで突然の連絡。
いつも彼のニュースはサプライズなんだ。
だから余計舞い上がっちゃうってのもあるよ(笑)

彼はいつも余計なことは一切言わずハッピーサプライズで
一瞬にして私の中身を愛でいっぱいにしてしまう。
またどうしよう?って戸惑ってしまうくらいに。

自宅のPCアドレスから倒れて以来初めて
私のPCアドレス宛てに来たから、
きっと本当に自宅での生活に入ったんだと思う。
PCにメールが来たのは倒れる寸前が最後、だった。
あれから5ヶ月か・・・・長かったなぁ・・・・
これはこれでまた感慨深い想いでいっぱいです。

こうしてひとつひとつ私には「忘れられない日」が増えていく。

いつものように一緒に行く友人が
今年は仕事で行けないので
彼女にはタイミング合わせてやったんだよ!と言われたり(笑)
(↑ウソ。彼女が仕事なのはホント)
本当に彼のおうちで初めて二人きりなんだね。
そう思うと私のほうも緊張するよ・・・

新しい気持ち

2005年8月8日 恋愛
退院してから連絡してないな。
実家にいるのかな?と思ってね。電話とかメールとか
手紙も書いてない>これは仕事が溜まってたから

友達と電話もなかなかしないし
元々電話ってあまり好きじゃないのよ、私が。
携帯のメールはイヤって言われてるし(苦笑)

でも、最近発見したこと。
初めて「会えなくてさみしい」って思った。

今までは会えないのが当たり前で
1年に1〜2度会うだけなのが当たり前で
それは彼女ではなくてただの友人だったから、
っていうのもあるけれど
それが好きになって、大切な人になって、っていう
ステップを踏むにつれて
新しい恋愛の感情が自分の中にどんどん生まれてくる。

昨年ここに書いた日記を昨日読み返してみたら
結構焼きもちとかなんとか色々書いてたのね。
あの時はもう片思い(実際は両思いだったけど)全力モードだったし
彼とは次に会えるときはもう「彼」なんだ、って思ってたから。
今とはまた違う立場なんだけど。

彼にやっと会えて、顔を見ることができて
帰ってきてからはふとした瞬間に切なくて会いたくて
自分でもあら困ったわ、この恋愛感情(笑)ってくらい。

今月末にまた会えるのに。
それまで正気でいられるのかしら?って思うほど。

いよいよ退院

2005年7月28日 恋愛
彼はやっぱりゴネ続けたらしく(笑)
今月末・・・ってあとちょっとじゃん!退院許可が出たそうで。

この前も凄いなって思ったんだけど
全力で「前に進みたい」「回復したい」って気持ちをもって
本当は無理が来てる部分もあるに違いないのに
毎日リハビリに懸命になっているってことが
ヴィヴィッドに伝わってきた。
本当は傷つきやすくて繊細な彼には
もう共同生活もいい加減うんざりだったんだろうし。

彼は彼なりに私に対して何ができるか、って
一生懸命考えていてくれてたんだな。
退院したい理由は変わらずこの前ここに書いたとおりだもの。

色々調べた上でどう考えても社会復帰には年単位のリハビリと
生活訓練が必要だって知識として理解している私は
彼に彼なりのスピードで一歩一歩ゆっくりと
リハビリを続けていって欲しいと願っていたんだけれど、
理由は何であれ、多少無理するくらいでも
今回のように気力がついて行っているうちに
がんばれるところはがんばらせてみてもいいんじゃないか、
って少し引いたところでやわらかく見守るスタンスでおります。

それに、言い出したら子供みたいにきかないんだから(笑)

彼の計画(?)どおりに来月は会えるのかな?
私は流されるだけよ、あなたがそうしたいと願うことに。
それでも私の存在があなたがこれからも
前に進みたいと思う気持ちの原動力になるなら。
彼に会った。

用事が終わってその足で近場の温泉一泊して
それから彼に会いに行った。

最初すぐにでも会いたそうな様子だったのに
実際に予定が終わる日が近づいてみると
ひとりでも誰かがいる場所では会いたくないらしく
凄く遠まわしでいやがられた・・・・

で、仕方なく温泉一泊をいれて調整してみたら
今度は私が訪ねる日に遠方から共通の知人がやってくるという。

私の優先順位は一番最後かよ!!!

ってちょっぴり怒って
「じゃ来月また来るからそのときにしようか?」
とメールで言ってみたらそれもぴしゃっと拒絶
どうすりゃいいのさ、このおじさんったら・・・

そんなわけで日中予定が空いてしまった私は
一人で温泉だ明るいうちから地酒だと観光をめっちゃ楽しみ
ごきげんで彼のところに寄ってきました。

現金なものでやっぱ行くって言ったとたん
うきうきでかまってちょうだいと言わんばかりにバシバシと
メールでの観光案内をしてくれました(笑)

夕方バスで彼のいる病院に向かい、
降りてみるともう時間が遅いからか人の姿はあまりなく
しかも笑えることに、目の前を素通りしたらしいよ私。
乱視が最近めっきりひどくてねえ。

庭にあった木のベンチに並んで座り、
夕陽から暗闇へと変わりつつある風景を眺めながら
たわいない話をぽつりぽつりと。
いつも手紙ではとってもおしゃべりな私も
約1年ぶり、倒れてからは初めて会ったのでいささか緊張気味。

二人で緋色の空を見ながら
永遠かと思えるような静かな時間が過ぎていく。
彼のきれいな低音の声が発せられるたび、
音の振動が木のベンチを通して私の体に伝わってくる。

ゆっくりとスローモーションのように時間が目の前にあって
まるで映画かドラマのような美しい夕闇が去っていって
言葉では、とても表せない―

この4ヶ月二人の間に積み重ねられた記憶が
照れと恥じらいをもって私たちの口を優しく封じたまま、
短い時間はあっという間に過ぎて
また離れなければならない時が来た。

暗闇に光るちいさな駅のベンチで涙をこらえて
逃げるように彼の地を発って帰ってきました。
・・・また来月会えるんだけどね。

七夕の夜に。

2005年7月7日 恋愛
彼のお隣県におりまする〜。

むっちゃくちゃ忙しくて手紙もなんとか続けてるけど
でも、やっぱり近いと気分的にも違うよ。

今私のいる場所には海があって、
その海は彼のいる場所にも続いていて、
海の前の道路は彼の家の近くを通っている。
そういう事実はやっぱり気分的にも違います。

彼に「お隣県(とはいっても県境なので、彼宅は電車で数駅)についたよ〜♪」
ってお手紙を書いたら、

そうか、じゃ今、同じ雨を見てるんだな。

ってメールが帰ってきた・・・七夕の夜でした。

本当に牽牛と織女がかわいそうになってしまうほど
この土地は大雨に雷で荒天の七夕だったのですが、
彼の一言でああ、なんか近いっていいよな。
って思った甘い雰囲気の七夕でした(笑)

むちゃくちゃ遠くもなく、
毎日会いたい!といわれてしまうほどそばでもなく、
今の位置は心地よい距離感があって。
いよいよ明日出発ー!
・・・でも彼に会うまで2週間はみっちり用事。

ちょっと前は凄く落ち込んでたのに、
着いたら連絡しろよ!って(笑)
なんだかんだ言いながらやっぱり楽しみにしてるんじゃん。

手紙を書くのは大変な作業でして
常にペーパーとペンを自室のデスクに放置して
寝る前に必ずひと筆書いて、
それがある程度まとまったら出して、って感じ。
一週間に一度しめきりが来るって感覚ですよ。
わたしゃライターか!!!って思う今日この頃。

書く体力は全部手紙に吸い取られていって、
彼は今私の動向を誰よりも知ってます(爆)

やっと会えるので楽しみでもあり、
会ったら何て言っていいのかわからなくもあり、
またちょっぴり恥ずかしさもあり・・・。
いよいよ来週発ちます。2週間はあちら。
用事が済んだ後は彼を訪ねる予定。
何も言ってこないので多分、大丈夫なんだと思う・・・よ?

また何かあったんだ。
いつものとおり(笑)私と彼は連動してますから。
なんというか「そろそろメールくるな」
「(携帯開く前に)このメールは彼だな」
「今相当しんどいんだな」ってカンでわかるんだよね。

おそらく病院では1ヶ月に一度以上
担当療法士と主治医のカンファレンスがあって
本人と少しずつリハビリの軌道修正をしてるはず。
というわけで、沈んだり浮かんだりが激しいのは当たり前。
いつもいいことばっかり言ってくれるわけじゃない。
現実を現実として否応なく認識するのもリハビリのうちなんだから。

今日新聞の一面広告で「うつ」の広告があって
「・・・脳卒中、胃潰瘍などの治療中にも「うつ」を発症することがあります」
って書いてあった(苦笑)ドンピシャやね・・・
私も胃潰瘍が先かストレスが先かって言われたら
そりゃストレスが先なんだけど・・まあ、ね。

私の手紙がストレスになるなら止めるけど
それはイヤ、みたいだから。
うーん、私が元気でいる限りはこんな思いはさせないけど
もし私と連絡がとれなくなったらどうするんだろう?
それでもひとりで立ち上がっていけるんだろうか。

そんなことを思いつつ、毎日少しずつ筆を進めて
大体週に1通は届くように手紙をしたためています。

今日の様子だとやっぱり何が何でも時間作って会いに行って
少し突っ込んだ話をしてこなきゃいけないな。
ピンクのモオツアルト・・・(笑)
「あんたのショパンはただきれいね、って感じ」
ショパンのノクターン遺作を弾いていたら言われたこと。
(TVのCMでかかってるのよ、小雪のやつ)

当たり前じゃん♪頭の中ピンク一色だもん。
ショパンって藤色の紗とかシフォンってイメージなんだけど
今のわたしゃ何弾いてもピンクだ。

状況は決して楽観できないけれど
気持ちを通わすこととそれとは別の次元の話。
今が一番楽しくて幸せです。はい。思いっきり色ボケ中。
大切にお互いの気持ちを温め続けてます。

毎日毎日少しずつ手紙を書いていって
とりあえず毎週届くように送っております。
いろんな意味で刺激されているみたい。
まーだまーだネタと個性の引き出しはありますよ〜。
あたくしだてにレールから外れた人生送ってませんて。

さて、また書こうかな♪

逢えるかも♪

2005年6月17日 恋愛
いやっほう♪
来月彼に逢えるかも♪

まだ確定じゃないんだけどね・・・。
以前書いたお隣の県に行けるかも、なの。
仕事の都合とかもあるから、まだ調整しなきゃなんだけど。

しかも逢えるとしても約1ヵ月後だけどね・・・(笑)
まだ確定じゃないから、本人にも言ってなくて
逢ってくれるかな??

さて、美容院の予約にパックに。。(←気が早すぎ)
それから服も買って。。(だから気が早いって)

時代錯誤?

2005年6月14日 恋愛
文通・・・(笑)
もう、私ってばいつの人間なの!?
って思うこともしばし。

けれど、ラブレターなんて数年ぶりに書いた私
(前回は大学時代に当時の彼に書いてた)
なんか字を書くのが下手になってますよ?
漢字も忘れてるし。
書道もお休みしてるしなあ・・・。

おまけにお気に入りの万年筆がインク切れで
父にもらった古い万年筆はインク瓶のやつじゃないと
補給できないの〜。
あのプラスティックのカートリッジじゃないんですよ。
そしてインク瓶に入ったインクなんてここらじゃ手に入らない。
ああ、今日色々漁ってきた池袋でも売ってなかったよ。

でも、書くこと以外にもわくわくする♪

便箋を選んで、封筒を選んで、ペンを選んで、
そして相手のことを色々と考えながら筆を進める。
そのなんとも優雅で贅沢な時間の使い方が、いい。

一番のお気に入りは青インクの父にもらった万年筆で
実をいうと万年筆も何本か持ってる。
学生時代、ニコライ堂に行った帰りに偶然見つけた
骨董屋で買った昭和初期デッドストックものとか。

今回は仕方ないので青インクの使い捨て万年筆を買い足して
(こうしてまた万年筆が増える)
手漉き和紙にスタイリッシュなものに
ミュージアムショップまで足をのばして買ったのとか
私、レターセットコレクターか?(笑)
それに切手も記念切手で・・・今度は切手コレクター?

同じ内容を携帯で送ればわずか数円で済むのに
少し気取ったレターセットに万年筆、そして切手と
お金はかかるし、それに書く労力と時間。
このせわしい現代においては贅沢すぎるきらいもあるけれど。

今までもPCのメールでずっとやりとりしてきて
基本的に私も彼も文字でのコミュニケーションが好き、
なのですが
どうも彼は携帯メールがお気に召さないようで
自分が私に言いたいことが、うまく伝わらないらしい。
それでイライラする→八つ当たり を何度か繰り返して
やっとそのパターンに気づいた。

確かに携帯のメールでは軽いやり取りしかできないし、
長いメールは打つのも大変だし、
自分が相手に伝えたいことをまとめるには
帯に短したすきに長し。というツールなのです。
最近どうよ?元気?みたいなやりとりならいいらしいけど。

張り切って書いてたら夜が明けようとしてた、
なんてこともあったんだけど
この贅沢で雅やかなツールはしばらく手放せない。

なるほどね。

2005年6月9日 恋愛
彼のもとにお手紙が届いたみたい。
現在、てれってれになっている模様・・・(笑)あはは。かわいい。
そんなに激しくストレートな文言を書いた覚えはないのに
なんだかツボに入ったらしい。
ま、だいたいそんなもんです。いつも。

いつもいつも私が予期せぬ時に
そんなつもりじゃなかった言葉にヴィヴィッドに反応が来る。
それは彼に対してだけじゃない。
友人にも何気なく放った言葉がさくっと心に刺さって
だからこそあんたを信頼していつも頼らせてもらってる。
って言ってくれる友人の多いこと。

私バカだから理屈には本当に弱いけれど
カンで生きているから本質を見抜くのは人より速い。
そういうこと。

愛する人に宛てる手紙は全てラブレターなんだろうか?
と思いながら淡々と深夜に書き綴った手紙。
勝手に盛り上がらず客観的に書いた文章だからこそ
彼を盛り上がらせている・・・らしい(笑)

毎日送っていたときより喜んでいる様子が
よりはっきり伝わってくる。
今の彼は精神的にも安定してきているし、
毎日送っていた頃より私たちの仲は深まっているから。
それまでは大変でしたわよ、奥さま。
何度ここにも胃が痛いと書いたことか。

前の彼女はまだ元気な時の彼と付き合ってて、
楽しい思い出もいっぱいあって
私はやっと想いが伝わったと思ったらこんなことになって、
はっきり言ってずるい!
と思ったんだけど、全然ずるくないわ〜♪
むしろ私のほうがいい思いしてるかも。

だって死ぬほど(←ホントに死にかけた人)忙しい彼と
縫う時間もないほどのスケジュールの中で
気持ちを深め合うことはなかなか難しい。遠いし。

彼の身に起こったことは今だに私にも深く痛いし
彼もこれから自分がどうなるかの不安の中にいて
また辛く痛い療養生活を経て今。自分と向き合ってるところ。
けれど、その再生の過程を一緒に歩くことができて
一番苦しい時に一緒にいられて喜怒哀楽を分かち合える。
たまにはずん!と抱えきれない重さで体当たりされたり
その「先の見えない不安」からくる言動に傷つくこともあるけど。

彼には以前得られなかった現実と向き合う時間と
また私のことを考えてくれる(笑)時間が与えられて
きちんと片手間ではなく正面から、私と向かい合ってくれている。
仕事の合間に私と、じゃなくて
ちゃんとひとりで私のことを考えてくれる時間がある。
私たち二人の恋愛スピード、「まったり」のペースで
また気持ちを深めてお互いを見つめあっていられる。

それは私にとって何よりも得がたい幸せであるということに
やっとここに来て私自身も余裕が出てきたんだ、
わかってきたところ。

だから、ちっともうらやましくなんてない。
むしろ今彼と一緒にいられることを幸せに感じています。
速いスピードであっという間に終わる恋愛はテイストじゃない。

元々まったりゆっくりがデフォルトの私と彼にとって
今の恋愛は本来のスピードで進んでいるので
非常に居心地の良い温かい時間が流れている、のです・・・
とろとろに甘い、鍵盤が溶け出していきそうな音。
恥ずかしい・・・・気持ちがバレバレだ(笑)

とっても安心してしまって、どんと腰を落ち着けちゃった感じ?
彼の様子を知ってほっとしてる自分がいる。
これから先が楽しみでもあるし、応援してあげたいし。
またどこまでも一緒に寄り添っていたい…

そろそろ逢いたいな、って思ってたら
あちらもそんな感じ、らしい。
しまいにはメールですねられたよー(苦笑)
そう言ってもさ、社会人には仕事があるんですよ。
だって自宅帰っても電話ひとつくれないじゃん。
本当は電話したいけど、ご家族と一緒だと悪いと思って
遠慮してるんだからさ。わたしはね。

んー。なんとかスケジュール空けられないかな。
なんとかお隣の県に行けるようにならないかな。
彼の顔を見たいし、彼に私の顔を見せてあげたい。
あーもー遠すぎる!!

この前気づいたこと。
彼が社会復帰するまでそばにいてあげたい。
んじゃなくて、
私がこのままずっと彼のそばにいたい。
んだ、ってこと。

私のほうは結構ベラベラと書きまくったので
自分のことを知ってもらった、って満足感が(笑)あるんだけど
彼はまだしゃべり足りないみたいで(って当たり前か)
自分の話をいっぱいしたそうな様子。
それがメールではままならないからすねちゃうんだよね♪
わかってるよ、わかってる。

あなたが自宅に戻ったらある程度仕事空けて
飽きる(ことはないだろうけど)まで聞いてあげるから
今はもうちょっとだけ我慢しててね。
今回はラブラブモードですよ(笑)

彼はいつでも私の相談に乗ってくれて
的確でするどいとさえ思える答えをばしっとくれる人。

・・・なんだけど、
自分のことには本当に疎いのねー。
誰が見たってわかる(わかんないか・・・)彼の性格
私には手にとるようにわかるものが
どうも彼自身には見えないらしい。

たまにばしっとメールに書いてあげると
えっ!?俺ってそんなんなの??
って驚いてる彼がとてもかわいいので
そのリアクションが欲しいがためにわざと書いてみたりする。
最近ではもうその発言に抗うことさえしなくて(笑)
・・・そーかー、俺ってそうなんだー。
って素直に納得してくれてるのがさらにかわいい。

今日は誘導するつもりはまったくなかったんだけど
初めて彼が自分から入院生活のことを書いてくれた!わーい。
したがって、彼のリハビリはどこまで進んでるのか
3月に姉さま方が教えてくれて以来初めて知りましたよ。
彼の周りでは知ったのが一番遅ーい。と、思う。

前からそうなんだけど、彼の身に何かがあると
決まって私からメールが行っている。
ということは以前にもここに書いていたけれど
今回も非常にタイムリーにメールが行ったみたいで
自分でも不思議!?って思うんだよね。
私の体って、彼のバイオリズムだけがキャッチできる
変なアンテナついてんじゃないかしら・・・(笑)

だから無理すんなって最初に言ったじゃないよ。

来月ひょっとしたら彼の地の隣の県に行けるかも、
なので(確定するまで彼にはないしょ)
そのときはちょっと足をのばして彼に逢いに行こうかな。

近くにいたら、毎日でも行けるのに。は前に書いたネタ。
今日は彼のリハビリの様子を聞いて
「近くにいたら、私なりの方法で手伝えるのに」って。

今している仕事では高齢者・障害者両方の療養施設に
慰問の演奏に行くことが多いのですが、
指揮者が音楽療法のさわりをやるって言い出したので
せっかくだから私も勉強してるんです。
心理学もやってる(笑)ことだし。

前にもピアノ・ワークショップをやってみたいって思って
大学時代にちょっと下調べをしたことがあるのね。
幼児から高齢者までピアノを触ったこともない人に
ピアノの楽しさを知ってもらうには、ってテーマで。
例えば両手の人差し指2本で入ってもらって
私がそれに旋律をあわせて「指2本で弾けるショパン」とか。

実際にピアノは全く弾けないフルートが趣味の当時の彼に
考えたメソッドいっしょにやってもらったのです。
すっごく楽しい!!自分が弾いてる気分♪
ってしつこく飽きるまでおかわりをねだられた・・・(笑)

だから、その経験を生かして彼に色んなものを感じて欲しい。
私ができる限りのすべての手を尽くしても、
少しでもいいから彼の力になりたい。
そう思っているのです。

彼が素直に自分のことを私に一生懸命に伝えてくれることは
本当に私にとって何よりの喜びなのだけれど、
彼が毎日少しずつ前に向かって進んでいる様子は
私には残念ながら見ることはできない・・・贅沢なのかな。
それは単に私のわがままなのかな。

指一本だけ使えればできるようなメソッドを
ちょっと考えてみるかな。
私がピアノで入ればいいわけだし。
うーん、人生は勉強で忙しい・・・(笑)

メールと誤解。

2005年5月23日 恋愛
この日記が更新されないってことは、
上手く行っててラブラブ♪か、頭にきて放置プレイ中、か。
ってことなんだよね最近は。

今は放置プレイ中です(笑)
ごきげんななめのときに何を送っても彼、無視だから。
そのうち私がぷちっとキレて放置。
で、しばらくして何事もなかったかのようにまたラブラブ、
また↑に戻るの繰り返しなんですよ。
携帯のメールし始めてから。
何度ムカッと来てもまた自然と元に戻るって変だ。

しかしメールってのは誤解を生みやすい生き物ね。
前も遠恋してた時はケンカの元って電話かメール。
顔が見えない手段はやっぱいただけない。
けど、毎日伝書鳩飛ばすわけにもいかんし。
たぶん近くにいて逢っていたらこんなにはイライラしてない。

最近は我慢に我慢って感じではなくなってきて
返事がない=あっそ、読みたくねーなら送らねー。
って感じ。
読みたきゃそっちから送ってきな。って放置。
でも、しばらくするとまたメールしよう♪ってなるのよね。
不思議。

メールも女友達みたいにキャッキャ♪ってノリだし(笑)
あーもう書いてて恥ずかしいんだけど
顔文字ガンガン使ってメール送ってくるのよー。
p(*^-^*)q がんばっ♪←例えればこんなの
私も彼に送っちゃうんだけどさ、
元々Eメールでも顔文字ってホント嫌いだったのに
彼が初めてなの。顔文字使ってて嫌って思わなかった人。
最初にやりとりしたメールから顔文字使ってて
なんとなくそれに合わせるようになっちゃった、ってわけ。
昔なんてポスペもやってたっちゅうねん・・・んもうかわいいな彼・・・(爆)

↑放置プレイ中でもこんなこと書いてますからね。私。
そろそろまたメールしようかなー。

転院先は彼の社会生活復帰への大切な足がかりで
今までとは全然違う苦労をしているみたい。
ごきげんななめになるのもわかるもの。

私は希望をもって彼のことを見ているけれど
期待は大きくなればなるほど、事実を知ったときに
そのギャップに苦しむと思うから
ありとあらゆる可能性を知って覚悟を作ってるんだ。今。
だから、勉強してるの。いろんな合間を縫って。
勝手に彼のリハビリ生活を想像して想いをめぐらしているより
ずっと有意義な時間ができている。
どんな状態の彼に逢ってもその全てが受け入れられるように。

勉強の成果

2005年5月15日 恋愛
やっと時間が出来て本屋に行けたー。
しかも医学書が置いてある本屋に行かなきゃって。

気づけば1時間超も医学書コーナーで立ち読みしまくり。
前の日記にあげたサイトでも紹介されていた
リハビリテーション学の本を何冊か読んで、
買おうと思ったらたっ、高い!
学術書とはいえ、どれもこれもかなり高いよ。
しょうがないからカード払いで購入しようと思ったら
今度はカード家に忘れてきた・・・(苦笑)
しょうがない、ネットで買うか。

脳疾患の専門書と、リハビリテーション医学の本と
脳疾患性の精神における後遺症に高次脳機能障害、
とにかく心当たりのある分野は全部読んできた。
いっぺんに詰め込みすぎてまだ消化不良。
こういうときはフォトグラ○ィックメモリーって役立つね。
本のページ丸ごと頭に入れちゃえるから。

確かに読み進めるにつれてすーっと落ち着いてきた。
精神的にざわざわしてた感じが今は全くないもん。
筋肉の構造はこうなっていて、後遺症はこんな感じで、
ストレッチにリハビリに器具に、って。

その帰りに彼からメール。珍しい。
っていうか携帯持ったよ、の日以来じゃないか?
彼から自主的にメールって。
しかも話題は昨日から続いてる・・・24時間経ってますぜ(笑)

でも、専門書ガンガン読んできたから
何にも不思議に思うことなく温かくつきあってあげられる。
やっぱり何よりも精神的な支えが必要なんだ。
私が胃潰瘍で寝たきりだった頃と同じ。

彼はいつになくごきげんでメールを続けてたので
止める理由もなく時間もたまたまあった私
とうとう夕方から病院の消灯まで二人でメール三昧(爆)
すごーい。女子高生みたいだー。
この日の彼は確かに倒れる前と全く同じ、だった。
一瞬前みたいにメールやり取りしているような錯覚。

今までは良くて1ヶ月か2週間くらいに1度だけ
PCでメールをやりとりするだけだった私たちが、
今は携帯で短いながらも毎日メールやりとりしてますよ。
距離が一気に縮まってびっくりしたところもあって
またどうお互いに接していいか戸惑っている部分もあって
かなりぎこちなかったり、ブチギレたり(苦笑)
色々あったけど、こんな風にメールを重ねて
今よりもっと・・・さらに仲良くなれたらいいな。
まだ知らないことのほうがきっと多いもん。

基本的には私も彼も受け身さんなので(笑)
放っておくとそのまま時間だけがほわーっと過ぎてく。
なんとか努力の末にここまで来ましたよ。
2ヶ月毎日血を吐く思いで書きつづけた甲斐があったってもんだ。

実は転院した日の夜にさくっと彼の携帯に
節目だからと特別に選んだ言葉でつづったメールを送っていて
あれはこれからもあなたを手放さないから、って意思。
いくら受け身でもわかってくれると思う・・・けど?
たまにわかってるのにわかってないふりするからなぁ(悪魔)

なんだか脳の病気の内容を知ることとは別に
彼が本当に近い将来帰ってきてくれる気がした。
リハビリを彼なりにがんばってくれてるんだな、って
初めてメールの行間からヴィヴィッドに伝わってきたの。

彼は聞かれたくないみたいだから、
私は一切リハビリのことは話題にしないのね。
今どこまで片麻痺が回復してるのかは全然わからない。
だからそれで不安が止まらなかったのもあるけど
それとは関係ない場所と内容でやりとりをすることも
あながち無駄ではないってこともわかってきた。
くだらないことばーっか書いてるよ、私。

夏までは会えないし、触れることさえできないし
でも私と彼との個性とか趣味とか好きなこととか考えとか
話題はむしろリハビリ以外のことが多い。
幸いにしてメールは不自由ないから
退院するまでの間はこうして「文通」だよな・・・を続けます。
言葉でわかりあえることも大事なこと。

もう私って300字連載の時点で中を切り身にしすぎて
これ以上伝えることないんじゃないんだろうか。
って思ったけどそうでもないや。
今度は積極的に彼のことを聞きたいな。

一回一回言葉を交わすたびに、気持ちは深まってく。
お誕生日でしたー。
例年誕生日は時間があればプチ一人旅の日。
たまにお友達とか彼とかデートしてくれる人がいたりするけど。

天気もよく暖かな春の日はプチ一人旅にぴったり。
好きな絵を心行くまで見たり、
温泉でまったりしたり、
大好きなものにひたすら囲まれて幸せを感じる日(笑)

彼とは。
毎日メッセージを送ってはいるものの
携帯に何を書いてもなしのつぶてのGW。
きっと自宅に帰ってるんだろうと思ってそのまま放置。
でも、放置しすぎるとまたメール送ってくれなくなるから
(ホントさじ加減が難しい人なんだから・・・)
今日は誕生日のご機嫌で気まぐれにメールを送ってみた。
がまんです。がまんです。ああ、我慢(爆)

相変わらずなしのつぶてでいい加減にしろよ、
ってお誕生日のご機嫌がうすぐもりになってきた夜。
なんと。突然のメールで報告されたのは
明後日退院なんだそうです。
正確にはリハビリ専門の病院に転院。
転院先のリハビリの病院を出るときには=社会復帰、
ってまわりの人たちが言ってたので
一歩先に進んだんだね。本当によかったね。
これも、神さまからのプレゼント、かな♪
今日彼から連絡が来たのはきっと偶然じゃない。

毎日毎日必死に心の中でずっと
前みたいに歩けて前みたいに一人で生活できる体になって欲しい、
そのためなら私の寿命が10年短くなろうが
代わりに私が病気になろうがそれは甘んじて受けます、
だから彼にもう一度不自由のない体を、って
叫びつづけている毎日、気づけばもう2ヶ月経ったんだって。
驚くね。その時間の流れの速さに。

さっき最後の紙媒体メッセージを書いていて
すごく感慨深かったな・・・
2ヶ月弱毎日毎日これを書きつづけていたことにも、
最初は携帯持ってないから届いていることはわかっても
どんな気持ちで受け取ってもらっていたのか不安だったとか
携帯で連絡が取れた日のこととか、
日一日は永遠かと思えるほど長く感じていたはずなのに
振り返ってみたら物凄く時間の流れが速くて
ああこんなに時間が経ったんだなー、って。

彼の新しい道はまだ始まったばかり。
むしろこれからが本当に辛くて険しい道になる、はず。
しっかり支えられるように、また心を新たに。

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