この前久しぶりにゆっくりしゃべった友人。
この子は目から鼻に抜けるような賢さはないけれど
まるで透き通ったガラス細工のように純粋。

だからときどきハッとするような
鋭い真実の言葉を吐く。無意識に当たり前に。

私が彼に対して気持ちの上で決別をし
相方と付き合い始めたことを報告しながら

 『こんなに努力した恋愛は結局
  こんな形であっさり終わってしまって
  努力もしないのに降って湧いたような今の恋愛』

って話をしてたら・・・

恋愛ってそんなに努力してまで続けるものなの?
本当に縁があったのなら
びびあんちゃんがしてたようなものすごい努力って、
必要なかったんじゃないかな。

って言われましたですよ。
確かになー。冷静に考えてみるとそうなのかもなー。
血を吐くような努力と頑張って頑張って我慢して我慢して
それでも続かなかった恋愛に縁という言葉はない。
でも縁は縁なんだよね。一度は出会ったんだから。
異性としての縁じゃなかっただけでさ。

近頃いろんなことが一段落して
相方との関係も落ち着いてきたせいか
やっと一区切りできた気がする。
今ならちゃんと彼に自分の言葉で説明できるかも。

・・・ってまだちゃんと言ってないのかよっというツッコミは勘弁。

透明な音

2004年9月15日 日常
ここのところ雰囲気がおかしいらしい(笑)

仕事中には同僚の外国人に「恋煩いか?」と言われ
ピアノを弾きに行けば「雰囲気が変わった」と言われ。
どういう意味なんだろう。
おそらく気持ちの変化がにじみでているんだろうけど。

カウンセラーにも「目に気持ちがはっきり出てる」
と言われてよく笑われる。
やっぱりうわついた感じが出てるのかもなー。
最近フラフラしてるもんな。こころ。

今日は一日お休みで時計一回り分寝た。
明日はまたピアノのお仕事なので、練習しないと。
と思ってピアノに向かってみる。

いつになく音が柔らかくて丸い、透明な音が出てる。
先週とは全然違う。
へえ面白いや、と思って月光を弾いてみると
自分でも驚くほどいい音で演奏できてる!
うわー、心の中周囲にバレバレだよ(笑)
やっぱり内面の変化、だろうね。

恋愛をまだ知らなかった中学生の頃
「恋をしたり人生経験をつむと深い感情的な音が出る」
とその頃ついてたピアノの先生に言われた。
だとしたら、今は最高にいい音がするわけだ。
どん底も、天高く飛べるような高揚感も、両方経験した後だもん。

ベートーベンの月光は一見暗い音が楽譜には書いてあるけれど
左手が通奏、右手が伴奏と旋律。
ほの明るい、おぼろ月夜の幻想的なイメージ。
だと思うんだけど・・・
今まで真っ暗な夜しか表現できなくて
今日はまさに自分のイメージどおりの音で驚いたのです。

こうして音で自分の内面を暴露するって恥ずかしい。
でも言葉にするより何よりにじみ出てしまう。
仕方ないよね。「表現芸術」だもんね。

彼のことを先日高校時代の友人に語ったら
「それ、びびあんが(彼の気持ちに)気づいてないだけじゃないの?」
と言われてしまった。
そうなのかな?
でももう意識してしまった段階で冷静な判断力は無い(断言)。

さて、今日は時間があるからエスプレッソでも飲もうか。
なぜだか書いておかないと、と思ったから
真夜中にこうしてキーボードを叩きに来てみた。
なんでだろう?

この前のセッションでやったロールシャッハテストのこと。

10枚の板を順に見て、思ったことを伝えていく。
時間は計測されている。
絵は絵の具を落として偶然にできたものなので具象的ではない。

これがすっごく疲れるの。
元々抽象的なものに理屈をつけなくてはいけないから、
想像力ががんばってくれないと前に進まない。
時間は全部で2時間までなら無制限なので
タイムアップで投げ出せないのよね。
直感が早めにキタ!のはすぐ終わるのに
インスピレーションが降りてこないといつまでも絵とにらめっこ。

ただ私がちょっと違うのは
10枚が10枚とも同じ集中力で見ていたらしい。
時間も平均して同じくらい。
大半の人は疲れてきて最後の2〜3枚は投げやりだとか
わかりません連発攻撃なんてのもあるんだとか(笑)

このテストについては何回かシリーズ化して
この夏いっぱいくらいまでセッションを持つ予定なので
こうして書いておいたほうが自分にとってもいいかな、
と思って書いています。
毎回セッションで前回言ったこととか言われるんだけど
自分が持った細かい印象とかまでは口で説明しないので
ニュアンスが残っている部分だけでもここに吐き出しておこう。

私のカウンセラーは結構色々好き勝手やらせてくれる人で
ちなみに去年の夏はずっと箱庭をやってました。
興味があるならまずやってごらんよ、な感じ。
私自身が結論を急がないし、時間は無制限とまではいかずとも
今のところ時間とお金(これは底ついてきた)があるので
やれるところまでやってみようというスタンスだから
こうしてたまに寄り道して踊ってみてます。

もちろん彼女(カウンセラー)はプロだから
その結果を見て後のセッションに反映させてくれてるね。
何か品を変える度におかしな私を発見して
(他人とは違う個性、面白いって意味)
一人ウーンとか言っちゃってるときもあるけどねえ。

今までで一番面白かったのが
「(私の)話を聞いているとね、いつのまにか自分が
すーっとその流れ(私の内面)に引き込まれちゃって、
この流れを言葉にするのは大変な作業なんだろうな、
って思うのよ」
どうやら他人をまた一人引き込んでるらしいです(笑)

今までに何度も言われつづけてきたことだから
今さら驚かないけど
「聞く」行為のプロであるこの人にも言われるとは…
これを聞いてぶっ、と噴出しそうになったね。

実際他人が入ってくる感覚ってあるもの。
私が他人の中に入っていく感覚もたまにあるけど。

途中までは川向こうの土手の上にいる、みたいな感じだったの。
カウンセラーの存在って。
自分と言う川が一筋流れているとすればの話でね。
今は川べりで水に触れたり水中を見たりしてる感じ。
たまにざぶんと入ってくることもあるな。
そこで彼女が意図せずに流されちゃってるわけよね。

私自身は「ことば」という言語を
それほど重要視してこなかったおかげで
内面や感覚を言語にすることは結構ツラい作業なんだけど
その分他のもので表現することに関しては
他人より優れているのだろうと自分では思う。
感覚のレベルで物事をとらえる力、もしかり。
口から言葉で説明することは苦手でも
こうして文章化という手段をとると
自己表現の作業効率はぐんとあがる。あとは箱庭もしかり。

物凄く精神的にタフな人間だと言われつづけて
自分では一回心身がまともに潰れた経験から
絶対タフじゃないと思っていたけれど
タフさ抜群、キャパ抜群の精神力らしいよ(笑)
ただその強さ大きさ深さのなかにパワーが蓄積されるだけで
吐き出す場が少なくてよく身体に出てきてしまうらしい。

この前はダムに例えられたな。
大きなダムでも出口が細くて閉じてしまっていれば
いつかバァン!と弾けて大事故になって水害がおこる。
こころもそれと同じ、あなたの場合はでかいダムなので
水路をいっぱい作って水を定期的に外へ流す作業が必要。
と言っていたな。確か。
思い当たることがあるだけにかなり納得。

ってことは、普通の人って「言葉」言語で吐き出しているのかな。
私は身体から吐き出してたのか?

でもまあとりあえずそこから生み出されるエネルギーや
自分の個性ををどういう方向に向けて
人生の方向性を決めるかが問題、と自分の中では目標が見えた。

今回も書きはじめたらあっという間に2千字近くなってきた。
口で話すことを考えるスピードよりも
こうしてタイピングしながら次の文章を考えるほうが
段違いに速いよね。
普通の人は書くより話すほうがまとまってるんだぜ?
だって書く時はまとめて書こうと思うから。
私の場合は出てきた時点である程度まとまってポンと
吐き出されてくるので、話す時のほうが適当に抜けてまとまりが無い。
おまけにどれから話そうとか迷うから余計に時間がかかる。

書く職業もいいかもしれないよね…いやマジで…

低空飛行

2004年6月20日 日常
この2ヶ月はず〜っと低空飛行。
教習所も行かなくなってもう1ヶ月という時間が…
伴奏の仕事が忙しいのもあるんだけどね。
それを口実にして行くのをやめてる、ってのもある(笑)
考えるとイライラしてくるし。

カウンセラーには「よっぽど嫌なんだね」って言われたけれど
教習所の期限(9ヶ月)があるってわかってるし
今後どうするかは自分でできると思うから、
このことに関しては何も言わないよ。
と言われました。
人によってはお金がもったいないけど辞めようか、
とかそういう方向にセッションをしなくてはいけない人もいるらしい。

とにかくイライラがずっと続いてて
ピアノ弾くことは嫌じゃないけど、仕事はイヤだな…
今無職で収入がピアノしかないってのもアレだけど。
アマチュア合唱団の伴奏をやってるのだ。
母の同僚からの頼まれ仕事。

その合唱団てのがそりゃまあひどくて
指揮者もアマチュア。音大卒でもなければ教育の音楽でもない。
プロ指導者にはついてたらしいが
そんなこと言ったら私だって声楽の専門家になってしまう(苦笑)
ジャンルでは日本で名実ともにトップ指導者の門下なんだから。

指揮は知らんがピアノの素養(というか基礎)がない人に
アレコレ技術のダメ出しをされてて腹が立つんだよね。
お金貰ってるんだから全部復習ってってるに決まってるでしょ。
あなたの「自己流」奏法と合わないからって
何も合唱団員の前でダメを出さなくてもいいだろ。
奏法がおかしいと思うならあんたがピアノを習いに行けばいい。
私、曲りなりに10年以上もプロに師事してたんだけど。
(今も不定期でその上の先生に見てもらってるし)
もう一度(いや初めてか)インベンションから出直して来い。

コイツ、アマチュアのくせに・・・
とお互いに思ってる。間違いない(笑)
もー毎回見当違いのダメ出しにストレスたまりまくりです。
しかも職業は教師やってるとかで、いちいちしつこいし。

伴奏歴は10年を数え、声楽は5年を超えますがこんなとこ初めて。
普通の音量で普通に伴奏してても
「いやぁ〜随分ダイナミックに弾くんですねぇ〜」
(=オマエの伴奏は音量でかくてうるせえよ)
という嫌味毎回連発されるんだけど
練習場のグランドピアノのフタ、毎回うるさいって言うから
事前にいつも私は閉めてるのに
あんたが勝手に開けてるんですけど。

指揮者、ただの馬鹿?

それに加えてその合唱団にいるキモヲタに付きまとわれてて
来月の本番終わったら辞めよう。
アマ合唱団って絶対キモ合唱ヲタいるよね。しかも男。
元々大学時代に居た所は演奏でお金がもらえる団体で
セミプロ・音大生・プロばっかりだったから。
専門家ほど理屈は言わない。

大体ギャラ貰って行ってるピアニストと
(と言えるほど上手くないけど)
アマ合唱団の人たちが同じ土俵で交わるわけがないでしょ。
こっちは仕事なんだし。あっちは趣味なんだし。
しかもピアニストと付き合いたいとか付き合えるとか
合唱団が出会いの場とかいう気持ち悪い幻想は捨ててくれ。

どうしてもって言うんならかつての私のボイトレ
○○さん(プロCT・もはや天使の声)とか
△△△さん(プロベース・渋い低音)レベルになってから言え。

こころのえにし

2004年6月5日 日常
次回はいよいよロールシャッハテスト。
いやー、凄く楽しみなんです。実は。
セッションを楽しみにするって変なのかもしれないけど
カウンセラーと話す1時間は今のところ「楽しい」。

教習所の適性検査でやったロールシャッハテスト。
自分が見た印象は一つとして選択肢になかったのです。
でも選ばなきゃいけないって書いてあるから、適当に選んだ。
=あてはまらない個性。
そんなの今に始まったことじゃない、って思った。

ロールシャッハについての情報を検索することは止められてます。
そう言われなくても、カウンセリングを始めてからは
臨床心理学そのものの情報を探すことを止めています。
だって、面白くないでしょ。
文字情報として先に臨床心理学を手に入れてしまったら、
セッションもやりにくくなる(お互いにとって)し
私もその情報に少なからず惑わされる。
プレゼントのおもちゃ箱は先に見ないほうが面白いんです(笑)

私にとってのカウンセリングって
最初は何とかしてこの心の中にたまった「おり」を解消したかった。
でも今は「わたし」という人間をおもちゃ箱に例えて
そのおもちゃ箱そのものをカウンセラーに預けている状態。
ちょっと貸してね。って誰かに(ここがカウンセラー)言われておもちゃを貸した子供みたいな感じ。
それで改めて大きなおもちゃ箱から
カウンセラーが「こんなおもちゃがあったよ、こんなおもちゃもあるよ。」って言いながら
「このおもちゃはどうやって遊んだの?」
って一つ一つセッションで聞かれてる、みたいなイメージ。
で、このおもちゃ遊んだことある。このおもちゃ初めて見た。
って反応しながら。

ということは「おもちゃ」=自分。ってことだよね。
(書きながら自分整理するなよ)

カウンセラーが言うのには、私のおもちゃ箱は大きくて
カラフルで楽しいおもちゃがいっぱいつまっているらしいです。
(↑実際にそういわれたわけじゃなくて、今までの総論。)
私が以前に作った箱庭からもそういうのがわかるんだとか。
もうここまで行くと、カウンセラーってマジシャンだね(笑)

カウンセリング受け始めると、
むやみやたらに色々と心理学を知ろうとして
自滅した人を知っているけれど
あれ、カウンセラーを信頼できてないんだろうな。
私?私は信頼しきってるよ。
自分のおもちゃ箱2年も一緒に共有してるんだから。
親にだって元婚約者にだって全部見せたことが無いおもちゃ箱。

おもちゃ箱を大方見るには、まだ時間がかかりそう。
先日の日記は削除しました。
彼女との関係は続いていますが、きっぱり言いつづけています。
「あなたのこれからを決めるのはあなた自身。
私は話を聞くことしかできないし、自分のこともまだやらなければいけないことがある。」と。

昨日は久しぶりにしんどくなって。
一昨日カウンセリングで遠くまで行っていて
疲れていたのがひとつ。
そして先週から通い始めた教習所に行ってみたら
一時間間違えて教習車を予約しており、キャンセル扱いになってた。
入学時にやった適性検査の結果を見て
「運転適性」にDが二つあったこと。
そんな小さなことの積み重ねですごく気分が滅入って。
受けなければいけない講義があったのに
着いたその場で帰りたくなっちゃった。
しんどくて、心が泣いていて、ついでに涙も出そうになって。

↑でもね、気分の滅入りのきっかけはやっぱり彼女だった(笑)
カウンセリングに向かう日の朝、彼女から来たメール。
不安で不安でどうしようもなくてどうしたらいいんだろう?
いつも彼女のメールは決まってるんだ。
私は他人で家族でもないからお金を出したりもできないし
自分が辛い時だけこうしてメールを送ってくる。
セッションに向かう途中は大事な時間なのです。
内容を自分の中で簡単にまとめなくてはいけないから。
メールとか電話とかはその思考をぶった切ってしまうので
極力見たくないし出たくないのです。
大体家を出てからはセッションが終わるまで電源を切ってるかな。

セッションの終わりで私がぽつんと話した
教習所の適性検査で出てきたロールシャッハテスト。
その話で盛り上がり、珍しく時間オーバー。
カウンセラーとはもう2年、そろそろ3年目に入るお付き合いですが
このごろは本業半分素半分で私に興味を持ってくれているようです。
で、次回はロールシャッハテストをやってみることになりました。
ちょっと前はネットサーフィンで見た「箱庭」の話から
箱庭も数回やったかな。またやりたいけど。
面白いこと新しいこと刺激的なこと大好きなわたし、
やっぱり人生色々なことがあったほうが面白いというカウンセラー。
二人三脚で歩んできたこの2年。

実は金曜にカウンセラーが言っていたことが
そのまま適性検査の解説に同じことが書いてあって
やっぱりプロって違うよね。
適性検査みたいなテストをやらなくても「わたし」が解る。
凄いな。

適性検査も全てがひどいことではなくて
よく読むと基本的な性格に関しては「言うことなし」。
社会的に成熟した人間、だそうです。
それなりにウィークポイントもあるんだけどね(笑)
ええい、運転適性がなんだ!
教官なんて運転できても性格破綻してるじゃないか(爆笑)
と、リカバリは非常に早く
また来週へのエネルギーを今日じっくり溜めました。
明日からまたがんばろう。

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