痛ましい電車事故のニュースには本当に心が沈みました。
愛する人を亡くされた方がたくさんいらっしゃって、
また生死の境を彷徨っている方を
それこそ祈るような気持ちで待っている方もいらっしゃるはず。

先月私はその方々と同じ状況にあって、
家族でない他人だけに何もわからないままに
大切な人が目の前から突然ふっと消えた。

それも生死の境をさまよって戦っているときに
そばにいて手を握ることさえ許されず、
ただ離れた場所で祈るしかなかったこの気持ち。
痛いほどわかる、関係者の方々の気持ちが。
人間突然の出来事には、傷ついて泣くことさえできないの。

こんな事実を目の当たりにしなければわからなかった
自分がどんなに彼を想い必要としていたか。
人間は取り返しのつかない状況になって初めて
何かを知り、気づくことがあるのだと。

彼は幸いにして命を取り留め、また記憶も途切れることなく
彼の中に私の存在を必要としてくれている。
自分がいかに恵まれているのかを思い知らされた。

くだらないことでブチ切れてる場合じゃないですよ。

愛する人がこの地球に、日本に、
たとえ遠く離れていても存在していてくれる。
それだけで十分に幸せなのです。

これからも私には近くで手を差し伸べて
体を支えてあげることさえできないけれど、
その代わりに他の誰も代わることができない
「心」の支えとなることができたら、いいな。って。

何よりも大切な人をもう二度と失いたくない・・・

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